トリケミカルが再浮上局面へ、半導体関連で高誘電材料の採用拡大が追い風に

　トリケミカル研究所<4369>にまとまった買いが入り始めている。株価は２５日移動平均線をサポートラインに再浮上。「陽線の多さや下ヒゲ形成のパターンが多いことは押し目を継続的に拾いに行く買い主体の存在を暗示する」（市場関係者）という見方が強い。

　同社は半導体用化学薬品メーカーで、ここ世界的に急拡大傾向にある半導体市場の恩恵を享受している。高誘電材料の用途がメモリー以外に再先端のロジック半導体へと広がりをみせており、量産化で対応することで今後の収益成長に大きく反映される可能性が高まってきた。１８年１月期は営業利益段階で前期比６割増の１５億６０００万円を計画。先端半導体の増加は同社にとって強力なフォローの風となるだけに１９年１月期も増益基調は維持されそうだ。１９年１月期にＲＯＥ２０％以上とする中期計画も策定している。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）