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4358ティー・ワイ・オー

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TYO Research Memo(6):内部留保の積み上げ、第三者割当増資で自己資本比率が改善


■決算概要

(1)過去の業績推移

過去の業績推移を振り返ると、売上高は2008年7月期にピークを迎えた後、過去における事業領域の拡充によって生じた不採算部門の整理により、ティー・ワイ・オー<4358>の業績は下降線をたどった。ただし、本業回帰による事業再編が奏功して、売上高は2011年7月期に底をつくと5期連続で増収となり、中核事業を軸とした新たな成長ステージに入ったと見られる。また、営業利益についても、不採算部門の整理による損失を計上した2009年7月期に大きく落ち込んだ後、V字型に回復することにより2015年7月期まで6期連続の増益となった。ただ、2016年7月期に減益となったのは、海外子会社の業績不振と低利益率案件の影響等によるものである。

財務面でも、過去における事業領域の拡充に伴って有利子負債残高が膨らむとともに、2009年7月期には不採算部門の整理により自己資本比率が0.8%へ大きく落ち込んだが、その後、業績回復による内部留保の積み上げや2010年12月に実施した第三者割当増資(約13億円)などにより回復しており、2016年7月期の自己資本比率は38.4%の水準となっている。また、有利子負債の返済も順調に進んでいる。2016年7月期の有利子負債残高は2,725百万円であるが、現預金残高を差し引いたネット有利子負債残高では2014年7月期からゼロの状態となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

《HN》

 提供:フィスコ

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