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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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4348 インフォコム

東証P
2,754円
前日比
+89
+3.34%
PTS
2,747.9円
14:59 03/29
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
22.6 3.25 1.63 1.03
時価総額 1,586億円
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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 「軽量+業績好調」株で上げ潮に乗る!


「『軽量+業績好調』株で上げ潮に乗る!」

●銘記すべきは業績相場の基本認識

 6月相場、順調なスタートだ。いや、それ以上かもしれない。日経平均株価は初日が209円高、2日がこれまた300円を超える上昇で、それまで半月ほど高値で軟調展開が続いただけに少々気味が悪いほどだ。

 なんといっても歓迎できるのは、目先の目標圏である2万円台に乗せたこと。簡単に乗れそうに見えていた2万円の大台になかなか乗れず、市場にはイライラ感がたまっていた。それが一気に解消だ。

 これですべてがうまく行くようになる、などということはないものの、いまは現在の市場に対する基本的認識を間違いさえしなければ与しやすい相場になっている。

 では、その基本的認識とはなにか。現在の市場は業績相場である。これであり、この点をしっかり踏まえて投資していれば大きな損失はないと言ってよい。業績相場は分かりやすいからだ。

 しかも、すでに発表が終わった前期決算と今期予想を見ると、増収増益企業が多く、なかには上方修正銘柄も多数ある。

 それらが投資対象として有望なのは、現在、日本株買いの主役となっている事業法人、その他法人、金融機関、投資信託が、銘柄を業績主体で見るからだ。

 業績が伸びるなら買い、悪化するなら売るか、持ち株を減らす。実に単純ながら、こんな対応をするのが常道。そのため、主力株の中でもソニー <6758> 、キヤノン <7751> 、花王 <4452> 、信越化学工業 <4063> 、キーエンス <6861> 、安川電機 <6506> 、日本電産 <6594> 、古河電気工業 <5801> などが買われやすくなる。

 大量の資金を運用する金融機関などにとってこれら銘柄への投資は、業績好調の支えがあるため非常に安全度が高いと考えられているからだ。

●“主役”に倣って業績軸に銘柄選別

 このような観点は、われわれ個人投資家も忘れないようにしたいもの。そこでここでは、もっと軽量で、業績も順調に伸びている。こんな銘柄への投資がお勧めだ。

 そこで注目は、まずはダイフク <6383> だ。物流の要は倉庫とその中での商品保管と管理。これらに強いのがダイフクであり、増加する一方の荷物をさばくにはこの会社の物流システムがあってこそのこと。それだけに同社株はもっと評価されてよい。

 ネットでの販売となるとAmazonや楽天となるが、特殊製品となれば分野を絞った販売会社が強い。そこでファクトリーオートメーション関連機器や金型関連商品などを含め、生産材専門サイト「VONA」を運営しているミスミグループ本社 <9962> が魅力的だ。品揃えは実に1750万にも及び、まさにないものはないという充実ぶり。株価は目先下げているが、見直し買いが期待できる。

 気温が上がると消費が増えるのはビールばかりではない。アイス類もそうだ。で、森永製菓 <2201> になる。私はコンビニに行くと、アイスモナカやウイダーinゼリーを買い込むが、これらは森永製菓の製品。全国で同様の行動をとる人も多いはずで、それが株価を押し上げるに違いない(笑)。

 資生堂 <4911> は今月21日に、しわを改善する効果があるとされる「エリクシール シュペリエル エンリッチド リンクルクリームS(美容濃密リンクルクリーム)」の発売を予定している。女性たちにとって、しわは最大の敵。それを改善してくれるというのだから人気を集めると見てよい。ポーラが先行してこの種の製品で収益を伸ばしていることを考えると、資生堂も販売を伸ばせるだろう。

 最後に新興銘柄にも目を向けておくと、ジャスダックのインフォコム <4348> [JQ]がある。システム開発とネット配信の2本柱経営を展開。電子書籍分野では首位級、統合業務管理ソフトでも高い評価を得ている会社だ。特に好調なのはマンガ配信。今後も拡大が見込めるため、株も期待が持てる。

2017年6月2日 記

株探ニュース

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