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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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4318 クイック

東証P
2,301円
前日比
-22
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PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
12.8 2.71 3.91 1.92
時価総額 439億円
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決算発表予定日

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クイック Research Memo(1):専門職の紹介や派遣に強みのある総合人材サービス企業


■要約

クイック<4318> は、人材と情報にフォーカスする総合人材サービス企業である。人材サービス事業、リクルーティング事業、情報出版事業、ネット関連事業、海外事業の5事業を展開している。中でも、看護師や建設関連のエンジニアなど、労働需給がタイトになりやすい専門職の人材紹介や派遣に強みがあり、「看護roo!」など同社の専門職向け求人サイトは人気を博している。ほかにも、企業経営者・人事担当者向けポータルサイト「日本の人事部」を運営するなど、人材サービス周辺事業を強化している。また、海外へも進出しており、日系企業向けに事業を拡大中である。

2018年3月期第2四半期は、売上高8,405百万円(前年同期比12.9%増)、営業利益1,694百万円(同10.0%増)となり、売上高、営業利益とも上半期としては過去最高を更新した。また、期初の上半期業績予想に対しても、売上高で55百万円、営業利益で39百万円の超過達成となった。2018年3月期通期の業績見通しについて、同社は売上高16,100百万円(前年同期比10.4%増)、営業利益2,170百万円(同8.6%増)とピーク更新を見込んでいるが、上半期に業績超過達成となったものの、通期業績予想を上方修正していない。やや保守的な印象である。

人材市場は引き続き堅調な動きが見込まれるが、人材サービス企業間の競争は激化するという厳しい見通しもある。そのような環境の中で、同社は「未来の成長に向けた、変化から変革への挑戦」を基本方針に、総合人材サービス業として内外で業容を拡大し、2020年3月期売上高19,770百万円、営業利益2,840百万円をめざしている。人材サービス業界は、アベノミクスと少子高齢化による人手不足を背景に成長を再加速している。同社の強みにこうした追い風が加わることで、同社の成長は今後も続いていくことが予想される。

■Key Points
・看護師やエンジニアなど需給がタイトになりやすい専門職の紹介や派遣に強みを持つ総合人材サービス企業。
・2018年3月期の営業利益2,170百万円(同8.6%増)とピーク更新を見込んでいるが、やや保守的な印象。
・引き続き堅調な動きが予想される人材市場で、同社は2020年3月期営業利益2,840百万円をめざしている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

《MH》

 提供:フィスコ

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