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4318 クイック

東証P
2,385円
前日比
+25
+1.06%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
13.3 2.81 3.77 3.33
時価総額 456億円
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クイック Research Memo(5):中期計画も保守的


■業績動向と中期計画

3. 中期計画
クイック<4318>は、毎年3ヶ年の中期計画をローリングし、決算説明会において開示を行っている。前述した2018年3月期に加え、2019年3月期は売上高17,860百万円(前期比10.9%増、従来計画は16,700百万円)、営業利益2,520百万円(同16.1%増、同2,320百万円)、経常利益は2,590百万円(同15.1%増、同2,370百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,787百万円(同15.3%増、同1,611百万円)に増額修正した。新たに加えられた2020年3月期においては、売上高19,770百万円(同10.7%増)、営業利益2,840百万円(同12.7%増)、経常利益2,910百万円(同12.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,008百万円(同12.4%増)で、初めて最終利益で2,000百万円を超える計画としている。これら目標数値に基づく営業利益率は、2019年3月期に14.1%、2020年3月期に14.4%と続伸を見込む。同社はM&A について積極的な姿勢を示しているが、上記の目標数値には織り込まれておらず、既存事業の成長のみを加味した。2018年3月期会社業績予想と同様に、保守的な計画という印象だ。

また、同社は「世界の人事部」構想を掲げており、中期計画以降は本格的に拡大する計画のようだ。「世界の人事部」構想とは、日本企業が海外進出時に同社が世界をつなぐ窓口として、同社が人事部関連案件を一手に引き受けるというもの。中期計画の進捗とともに、「世界の人事部」構想についても注視していきたい。

(執筆:フィスコアナリスト 清水 さくら)

《NB》

 提供:フィスコ

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