信用
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4308 Jストリーム

東証G
397円
前日比
+1
+0.25%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
45.1 0.95 4.03 4,722
時価総額 111億円
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Jストリーム Research Memo(4):動画配信の基盤となる同社サービスにより企業の投資や運用コストを削減(2)


■事業内容

(4) 制作・開発
Jストリーム<4308>は動画配信システムを提供するだけでなく、グループ会社と一体となって動画企画制作、Web制作・運用・システム開発なども行っている。動画企画制作では、顧客のニーズに併せて動画の企画から制作、運用までをトータルプロデュースしている。Web制作・運用・システム開発では、Webサイトの企画立案からコンテンツ・素材調達を含めたサイトの制作、安定した運用までの制作体制を完備している。また、動画やWebサイトを適切に配信・運用するためのシステム開発部隊と運用部隊も擁している。さらに、六本木の子会社スタジオでは、背景を合成するバーチャルセット、ライブ配信に必要な設備、オペレーターを配備し、スタジオのレンタルサービスも行っている。機材のない場所でもスタジオと同レベルの動画を制作することができる「リモートバーチャルスタジオ」というサービスも提供している。同社のエンコードチームは常に最新の端末や配信技術やコーデックを取り入れる一方、短納期や大量の依頼などの顧客ニーズにも対応が可能である。ほかにも、動画とスライドを連携する「ePreCreator」など、誰でも簡単に動画を制作できるアプリなどを提供している。

(5) その他のサービス
同社は動画配信周辺のサービスも、代理販売によるラインナップを含めて数多く展開している。「動画広告」は、メディアの運営を経験したスタッフが動画コンテンツの制作・活用の支援から広告での収益化まで、ワンストップで提供するメディア支援型のサービスである。内容は、動画コンテンツビジネスをすぐに始められる「MovieAD」、顧客に向け動画をメールで配信できる「MovieADメール」、インタラクティブ動画制作などのサービス「Tou#cheee(タッチィー)」「Tou#cheee PR」などである。動画広告サービスの一環として、データ分析・マーケティングプラン策定などの企画立案から、販促物の作成やインターネット広告の出稿などを行う、法人営業のデジタル支援サービス「法人営業支援ソリューション」も提供している。「動画広告」以外でも、クラウドベースの動画制作・編集支援プラットフォーム「Grabyo」、短期間で動画コンテンツ販売サービスをスタートできる「ソーシャルキャスト」、動画の視聴パフォーマンスを確認できるビデオパフォーマンスモニタリングツール「MUX」、AIによりプロの翻訳者にも匹敵する翻訳精度を誇る自動翻訳システム「T-4OO」といった商品・サービスを提供している。

こうした様々な事業を周辺で支えているのが同社のグループ企業各社である。コンテンツをインターネット上で配信するプラットフォームや会員認証などの各種機能の開発を行う(株)CO3、映像制作やプランニング、プロモーション事業を行うクロスコ(株)、Webサイトの制作・運用支援やデータベース連携プログラムの開発を行う(株)Jクリエイティブ ワークス、デジタル放送機器の輸入・販売及びエンコードシステムのインテグレーションを行う(株)イノコス、医薬系のデジタルコンテンツ制作やマーケティングソリューションに強みを持つ(株)ビッグエムズワイとなっている。なお、ビッグエムズワイは医薬系のデジタルコンテンツ制作を行うアズーリ(株)を買収後、2021年1月に吸収合併した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

《EY》

 提供:フィスコ

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