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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家「株王獅子丸」氏:フィンテック関連銘 柄に注目【FinTech】


以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「株王獅子丸」氏(ブログ「株王獅子丸の注目銘柄」の著者)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人と連携し、より多様な情報を投資家に向けて発信しております。

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個人投資家「株王獅子丸」氏コメント

執筆日時:2015年10月21日23時30分

ごきげんよう。株王獅子丸だ。
個人投資家の兄弟達よ。調子はどうだ?

「長いトンネルだ…一体いつ抜けるのか…」といった声が聞こえてきそうな停滞相場の中で、今月30日に行われる金融政策決定会合の結果発表を心待ちにしている方も多いのではないだろうか。もっと言えば、相場に漂う暗雲を吹き飛ばす黒田バズーカが発射されることを期待しているのではないだろうか。俺もそのうちの一人だ。

しかし、そればかりに気をとられていてはもったいない。
常に次に打つ先手を考えておくのが投資家として賢明な姿勢だろう。
今回は、次のテーマ株として注目しているフィンテック関連銘柄について取り上げていきたいと思う。

フィンテック(FinTech)とは、ファイナンス+テクノロジーの造語であり、金融とITが融合した次世代の新たなサービスだ。
既存の金融サービスに革命を起こすと期待されており、金融機関のサービス(顧客の資産管理や決済、融資などの手続き)にIT技術を活用することで、これまで以上に便利かつ革新的なサービスに進化していくと言われている。
既に欧米をはじめとした世界中で投資対象としてフィンテックへの注目度が急増しているが、まだ日本国内では一部の早耳な投資家を除いてフィンテックに対する認知度は低い。今年がフィンテック元年になっていくだろうと考えている。
つまり、今から始める投資対象として大きなチャンスを秘めているのもフィンテック関連銘柄の魅力のひとつだ。


◆本命のフィンテック関連銘柄
個人的に本命視しているフィンテック関連銘柄についていくつか取り上げたい。

NTTデータ<9613>
2015年7月24日に「ITを駆使した新たな金融サービスを提供するフィンテックの支援サービスを金融機関向けに始めた」と正式に発表をしており、同社が提供する「デジタル・コーポレート・アクセラレート・プログラム」を活用するみずほ銀行との提携でフィンテック分野でのサービス構築を行っていくという。日本国内におけるフィンテック関連銘柄の中心的な存在として覚えておきたい。

野村総合研究所<4307>
世界の金融ITサービス企業ランキングである「FinTech100」において、2012年度の世界第9位に選ばれ、2009年から3年連続でフィンテック企業ランキングにランクインした実績をもつ。野村総合研究所による金融ITソリューションは、フィンテック業界の標準ソリューションとして機能していくことが期待できる。本命のフィンテック関連銘柄として注目している。

クレディセゾン<8253>
フィンテック分野の金融・決済関係のベンチャー企業への支援を行うためのベンチャーキャピタル「セゾンベンチャーズ」を設立し、フィンテックへの投資に積極的な企業だ。今、話題になっているマネーフォワードやコイニーなどのフィンテック企業へ出資しており、これらが上場した場合には大きな恩恵を受ける可能性がある。本命のフィンテック関連銘柄と捉えている。

NSD<9759>
2015年9月に、大和証券によるレーティングが「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」へ引き上げられたことが記憶に新しい。メガバンク系や大手保険系の関連企業に強みを持っている。各種金融機関がフィンテックへ向かっていく流れのなかで、モバイル端末やビッグデータ技術を活用したテクノロジー技術の需要が高まることが想定できよう。フィンテック関連銘柄として中長期目線で成長が期待できる企業だとみている。


◆フィンテック関連銘柄に期待する理由

フィンテック関連銘柄は、今から中長期に渡って大きな成長が望めるテーマ株として期待している。その理由の1つとして、まさに現在進行形で日本国内においてフィンテック産業を活況させる地固めとも言える下準備が着々と進められていることが挙げられる。

9月15日に金融庁の金融審議会において、フィンテックの普及を前提とした新たな法整備の必要性について議論が行われており、フィンテック関連法案が整えられていく可能性もあるだろう。

10月1日には日本で初めてのフィンテック業界団体である「社団法人FintTech協会」が発足し、フィンテック業界をリードするOrbやコインチェック、クラーケン等の21社が集まったことで、フィンテック業界の発展が推進されるだろう。

10月6日、10月16日には経済産業省による主催で「フィンテックは日本に新たな産業を生み出すのか」というテーマのもとフィンテック研究会が開催されていることから、政府による後押しの期待も考えられる。

さらに、某有名調査機関による調査結果によれば、アメリカでのフィンテック分野への投資は2010年以降増え続け、かなりの勢いで投資額も急増している。
同じくヨーロッパでもフィンテックへの投資が増加しており、次に続くのは日本になるのではないだろうか。
この流れの中でフィンテック関連銘柄の多くが株式投資市場で有効な投資対象として注目を浴びていく可能性は充分にあるのではないだろうか。

また、フィンテック関連銘柄を探るうえで、フィンテック業界の最前線にいるビットアイル<3811>、マネーフォワード、スマイルワークスなどの企業の動向も重要となってくるため、忘れずにチェックしておきたい。
クラウドネットワークで統合した人・物・財産・保険等をスマホ端末で手軽に管理していくことが可能となるフィンテックは、無限の可能性を秘めた産業だ。
現在は非上場だが将来的にIPO(新規株式公開)の可能性がある企業、新興市場で狙い目のフィンテック企業など、今回紹介した銘柄以外にもフィンテック関連銘柄はまだまだ数多くあるため、今後も定期的にフィンテック関連銘柄について取り上げていくつもりだ。

その他、現在最新の注目テーマ株、短期銘柄から中長期銘柄など、個人的に注目している個別銘柄情報をブログで多数紹介している。話題のTPP関連銘柄、IoT関連銘柄、ZMP関連銘柄、マイナンバー関連銘柄、郵政上場関連銘柄、人工知能関連銘柄、東京オリンピック(東京五輪)関連銘柄、インバウンド関連銘柄などに関する考察も日々行っているので是非チェックして欲しい。ETFやIPO、株主優待に関する情報も。
お使いの検索サイトで「株王獅子丸」と検索してもらえればブログが読める。
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執筆者:「株王獅子丸」氏
ブログ名:株王獅子丸の注目銘柄

《NO》

 提供:フィスコ

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