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4304 Eストアー

東証S
1,326円
前日比
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PER PBR 利回り 信用倍率
2.17 202
時価総額 81.3億円
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Eストアー Research Memo(5):17/3期2Qは増収、利益は大幅減となったが、想定どおりでの着地


■業績動向

(1) 2017年3月期第2四半期決算

Eストアー<4304>の2017年3月期第2四半期は、売上高2,310百万円(前年同期比3.2%増)、営業利益214百万円(同40.5%減)、経常利益208百万円(同42.2%減)、当期純利益142百万円(同37.2%減)と増収減益なった。同社は第2四半期予想を公表していないため計画対比での評価はできないが、利益の水準は社内の計画に対して若干上振れでの着地だったと推測している。

同社は2017年3月期から事業セグメントをEC事業に一本化した。しかしながら売上高の内訳として、従来のシステム事業のフロウとストック、及びマーケティング売上高のマーケティング(旧・販促事業)とメディアの2項目に分けて開示している。

同社が最も注力しているマーケティング売上高は、前年同期比38.6%増となった。顧客のニーズが旺盛なことと、同社側の陣容拡充が大幅増収につながった。

フロウ売上高は、良質顧客の獲得に努めた結果顧客1店舗当たり売上高が右肩上がりで推移していることを反映し、前年同期比3.0%増となった。

ストック売上高は、顧客数に連動する側面が強く、顧客単価(月次のASPサービス利用料単価)は着実に増加したものの、前年同期比で3.1%の減収となった。

メディア売上高は、ECマーケットプレイス『PARK』の広告宣伝費を大きく絞り込んでおり、それを反映して前年同期比40.7%の大幅減収となった。

利益面では営業利益以下の各利益項目が前年同期比で大幅な減益となっているが、これは同社の想定どおりの結果だ。同社はマーケティング支援サービスのための人材獲得に加え、企業としてのブランド価値向上、ビットコイン決済の導入などに、先行投資を積極化させている。そうした費用がかさんだ結果の前年同期比減益であるが、同社の社内計画に対しては費用が想定よりも少なく、利益は計画を上回ったものと弊社では考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《YF》

 提供:フィスコ

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