2日、住友化学 <
4005> が日本ゼオン <
4205> と省燃費タイヤの原料として使われる溶液重合法スチレンブタジエンゴム(S-SBR事業)を統合し合弁会社を設立すると発表したことが買い材料視された。
日本ゼオンが100%子会社「ZSエラストマー」(ZSE)を設立し、その後、両社のS-SBR事業に関する販売と研究開発を会社分割により、ZSEに承継する。出資比率は日本ゼオンが60%、同社が40%。競合他社の生産能力増強で競争が激化するなか、統合によりコスト競争力や開発力の強化を図る。
発表を受け、省燃費タイヤ原料での合弁設立による業績への寄与に期待する買いが向かった。
株探ニュース