積水化が続伸、積水メディカルが福島医大と業務提携し創薬支援サービス開始

　積水化学工業<4204>が続伸。１００％子会社の積水メディカルが福島県立医科大学とイメージング技術を用いた非臨床／臨床試験・再生医療技術評価サービスの業務提携を行い、試験受託を開始したと発表し、これが好感されている。

　福島医大は、ＰＥＴ（陽電子放射断層撮影法）やＭＲＩ（核磁気共鳴画像法）などイメージング試験において、合成から非臨床、臨床研究、そして治験までを一気通貫で完結できる施設を有する。一方、積水メディカルは薬物動態試験受託実績を強みとする開発型受託機関（ＣＲＯ）である。今回の提携により、化合物の標識化、小動物用を用いた体内動態の画像化・薬効薬理試験、臨床試験における体内動態、臓器内分布の評価、ＲＩ治療薬（内照射療法）の開発支援などを共同で展開。創薬初期から早期臨床評価のプロセスにおいて、多面的なアプローチを、適切な品質管理基準とともに提案することが可能となる。


出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）