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4189 KHネオケム

東証P
2,337円
前日比
+52
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PTS
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10:54 03/29
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
10.3 1.36 3.85 33.12
時価総額 868億円
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和島英樹の「明日の好悪材料Next」~第1回

電子関連に明るさ、ドラッグストアは既存店売上高に好材料

和島英樹和島英樹(Hideki Wajima)
株式ジャーナリスト
日本勧業角丸証券(現みずほ証券)入社。株式新聞社(現モーニングスター)記者を経て、2000年にラジオNIKKEIに入社。東証・記者クラブキャップ、解説委員などを歴任。現在、レギュラー出演している番組に、ラジオNIKKEI「マーケットプレス」、日経CNBC「デイリーフォーカス」毎週水曜日がある。日本テクニカルアナリスト協会評議委員。国際認定テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)。

株探で人気ニュースの常連、「明日の好悪材料」を毎日楽しみにされている個人投資家の読者も多いのではないでしょうか。材料を基に様々な判断をされている個人投資家の一助になればと考え、『株探』プレミアム(有料会員向け)では、「明日の好悪材料Next」の連載を始めます。

筆者はラジオやテレビの株式番組などでおなじみの和島英樹さんが担当します。「え! どんな内容なの」。そんな方のために、プロローグ記事を紹介します。原則、直近5営業日分(2つ前の金曜日から直前の木曜日)に掲載した「明日の好悪材料」の記事から最低1つずつを、和島さんが注目した材料をピックアップし解説を加え、日曜日に掲載します。なお、この記事は本来5月31日掲載のものとなります。

さらに記事の最後には、明日の好悪材料とは別に、和島さんが独自視点でピックアップした「直近の材料」を取り上げて解説する「和島・独自注目の好悪材料」します。正式にスタートとなる次の第2回からは、、株探プレミアム会員のみ全ページご覧になれますが、このプロローグ記事はプレミアム会員以外の方も全ページお楽しみいただけますので、ぜひ、ご覧ください。

【今回チェックした「明日の好悪材料」記事一覧】
5月22日分
5月25日分
5月26日分
5月27日分
5月28日分

新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年3月期の決算は総じて厳しく、また、21年3月期の予想を開示していない企業も多い。しかし、今回の期間中の発表では、第4四半期にかけて回復している会社、月次で堅調なところなどもあった。

こうした情報は次の投資のヒントになりそうだ。また、減額修正などのネガティブな材料については株価の位置との関係にも気を配りたい。発表がアク抜け、悪材料出尽くしになる場合もあるためだ。もちろん、好材料の際も同様であるのだが~。


5月22日分 明治ホールディングス<2269>
■好悪材料~今期経常利益は7%増で8期連続最高益、前期配当を10円増配・今期も150円継続へ

明治ホールディングス <2269> は明治製菓と明治乳業が09年に統合。11年には乳業と菓子、医薬品事業にさらに再編している。経営効率の高い持ち株会社になりつつある。

21年3月期は消費者の健康や栄養に対する関心が高まり、ヨーグルトで健康機能をより訴求する新製品「明治タンパクト」シリーズなどが拡大。これは新型コロナで在宅機会が増えたことが要因とみられ、流れは継続しそう。

ゴールドマン・サックス証券では今週に入って投資判断を「買い」に引き上げ。ヨーグルト市場の拡大基調を評価している。株価も買い方の回転が効きつつある。

5月25日分 日本電子材料<6855>
■好悪材料~ 前期経常利益は6%減も上振れ着地・1~3月(4Q)経常は黒字浮上。今期業績は非開示、前期配当を3円増額
 
半導体検査用プロープカードの大手。半導体の製造工程はウエハに回路を作り込む前工程と、ウエハをチップに切り分けてパッケージに封入する後工程に分かれるが、プロープカードは前工程の最終検査(ウエハテスト)に用いられる。

近年の半導体の小型化、微細化、高機能化に伴ってウエハテストの重要性が増している。2020年1~3月期にかけて業績が急回復に向かっているのは、21年3月期も期待が持てる。前期増配は会社側もそれを認識している可能性もありそうだ。同業の日本マイクロニクス<6871>、台湾子会社でプローブカードを手掛けるMRKホールディングス<9980>にも恩恵がありそう。

半導体関連ではシリコンウエハのSUMCO<3436>、製造装置の東京エレクトロン<8035>などの世界大手に注目が集まるケースが圧倒的だ。こうした中で、フォトレジストの主な原料のひとつである溶剤を手掛けるKHネオケム<4189>、微細化に必要な絶縁膜「High-k」を扱うトリケミカル研究所<4369>などはダークホース的な存在としてチェックしておきたい。

5月26日分 サイボウズ<4776>
■好悪材料~4月売上高は前年同月比18%増の13.1億円

働き方改革向けに業務アプリ開発ツール、在宅勤務向けにはグループウェアを手掛けている。2020年1~4月累計でも前年同期比18%増。同社ではクラウドの月次も開示し、これは1~4月期累計で同25%増と好調だ。新型コロナの影響で在宅勤務が増加していることも追い風になっている。

同社の2020年12月期第1四半期(1~3月期)決算発表はコロナ影響で遅延。6月12日に発表予定。今期の期初予想では売上高147億6500万円(前期比13%増)~150億6500万円(同15%増)、営業利益24億1000万円(同13%減)~32億1000万円(同16%増)と幅を持たせている。下限の減益は人材採用や広告宣伝費の積極投入が要因で、本業は順調推移。

在宅勤務関連では在宅で会議に参加できるビジネスチャットシステムのChatwork<4448>、電子印鑑「クラウドサイン」の弁護士ドットコム<6027>、電話やメールで行う非訪問型営業(インサイドセールス)で法人営業を支援するブリッジインターナショナル、AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)導入支援のサーバーワークス<4434>などは業績も順調だ。

■サイボウズ<4776>の週足チャート
【タイトル】
注:出来高・売買代金の棒グラフの色は当該株価が前期間の株価に比べプラスの時は「赤」、マイナスは「青」、同値は「グレー」。以下同

※当該情報は、一般情報の提供を目的としたものであり、有価証券その他の金融商品に関する助言または推奨を行うものではありません。



 



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