信越化が小幅反落、国内有力証券は目標株価を引き上げ
信越化学工業<4063>は小幅反落。この日の株価は軟調に推移しているものの、市場には一段高への期待が強い。岩井コスモ証券は29日、同社株の投資判断「A」を継続し、目標株価を1万2500円から1万3600円に引き上げた。第2四半期(4~9月)の連結純利益は前年同期比3.9%増の1650億2500万円と過去最高を更新した。塩ビ樹脂など市況は下落し、半導体メモリー向けシリコンウエハー需要も停滞したが、市況下落を販売数量増でカバーし、鏡面ウエハーの表面にさらにシリコンの薄膜を形成した高機能なエピウエハーの販売増など高付加価値化が業績を支えた。下期も不透明な環境は続くが、頑強な事業ポートフォリオを持つ同社への評価は変わらず、株価のジリ高は続くと予想している。
出所:MINKABU PRESS
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