住友大阪、太平洋セメが安い、17年度需要見通しは3.1%増で期待値下回るとの見方
住友大阪セメント<5232>や太平洋セメント<5233>などセメント大手が売られている。セメント協会(東京都中央区)が23日に発表した17年度のセメント需要見通しで、国内需要が前年度比3.1%増の4300万トン伸びにとどまるとしたことが弱材料視されている。
官需は国の17年度公共事業当初予算案は前年並みだが、16年度補正予算の大半が17年度にずれ込むとみられることから増加すると予想。一方、民需は住宅投資は減少が見込まれるが、設備投資は東京オリンピック・パラリンピック関連工事もあり増加基調で、全体ではわずかな減少にとどまるとみている。ただ、16年度は前回予想から130万トン減の4170万トン(15年度比2.3%減)に引き下げており、期待ほどの数値ではないとの見方が強まっているようだ。なお、トクヤマ<4043>、宇部興産<4208>、三菱マテリアル<5711>なども売りが優勢の展開となっている。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
官需は国の17年度公共事業当初予算案は前年並みだが、16年度補正予算の大半が17年度にずれ込むとみられることから増加すると予想。一方、民需は住宅投資は減少が見込まれるが、設備投資は東京オリンピック・パラリンピック関連工事もあり増加基調で、全体ではわずかな減少にとどまるとみている。ただ、16年度は前回予想から130万トン減の4170万トン(15年度比2.3%減)に引き下げており、期待ほどの数値ではないとの見方が強まっているようだ。なお、トクヤマ<4043>、宇部興産<4208>、三菱マテリアル<5711>なども売りが優勢の展開となっている。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)