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2016年07月31日09時30分

【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 市場の期待は「日銀」から「景気対策」へ!


「市場の期待は『日銀』から『景気対策』へ!」

●追加緩和も、手詰まり感漂う

 日銀が追加の金融緩和に踏み切った。市場関係者たちの期待に応えた格好だ。今回は実施するだろうとの見方が多かったからだ。

 正直、私も今回は実施するとの見方だったが、問題は中味だ。株価指数連動型上場投資信託(ETF)の年間買い入れペースを現在の3兆3000億円から6兆円に倍増させるという。一方、上場不動産投資信託(REIT)については900億円のままに。

 確かにこれは追加の金融緩和ではある。しかし、残念ながら規模が小さい。それに次回の金融政策決定会合で、マイナス金利付き量的・質的金融緩和(QQE)政策の効果を総括的に見直すことが表明され、マイナス金利の幅拡大を見送られた。

 これらは日銀の金融政策に手詰まり感があることを匂わせるものになってしまったと見てよい。

 黒田日銀総裁はこれまで口を開けば、「物価安定の目標の実現のために必要と判断した場合には、躊躇なく、『量』・『質』・『金利』の3つの次元で、追加的な緩和措置を講じていく方針です。追加緩和の余地は十分にあります」と語ってきた。

 しかし、今回の追加金融緩和を見ると、やはり「手詰まり=限界」を感じさせる形になったのは否定できないだろう。

●4-6月期好決算株に注目

 ただ、お断りしておきたいが、日銀は何もしなかったわけではない。期待したほどの規模ではなかったものの、ETFの買いは増やすのだ。

 これは市場を強力に押し上げるほどのパワーはないものの、少なくともマイナスではない。そのため、市場は今後次第に落ち着きを取り戻し、安倍政権が打ち出した事業規模28兆円に及ぶ経済対策に期待を寄せることになりそうだ。

 それに現在の市場は、4-6月期決算を重視した動きになっている。好決算銘柄が意外に多いため、それらが牽引役を果たす点も期待が持てる。

 そこで、注目はまずは日産化学 <4021> だ。農薬に強い会社だが、いまは動物用薬品の原薬事業が好調だ。世界的なペットブームが継続しており、それとともにダニ・ノミの駆除剤用原薬販売も拡大を続けている。

 合成ゴムに強い日本ゼオン <4205> も押し目は拾っておきたい。合成ゴムはタイヤ向けが好調なことに加え、紙おむつ用のテープや手袋用など、周辺製品も好需要が続いている。

 鉄道インフラ関連株で日本電設工業 <1950> も魅力的だ。JR東日本向け手持ち工事が豊富で、当然収益も今後数年は伸び続けると見てよい。

 新興市場銘柄にも目を向けておくと、8月12日に東証2部へ昇格見込みのデザインワン・ジャパン <6048> [東証M]がある。

2016年7月29日 記


株探ニュース

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