シャノン Research Memo(9):一定の利益水準の達成を目途に配当を実施する意向
■株主還元策
シャノン<3976>では、将来の事業展開と経営体質の強化に向けて必要な内部留保を確保し、収益拡大によって企業価値を高めていくことが株主に対する最大の利益還元につながると考えており、当面は無配を継続する意向となっている。
■情報セキュリティ対策
同社では、インターネットを活用した事業展開を行っていることから情報セキュリティ対策についても、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)やプライバシーマークの認証を取得するなど、十分な体制を整え対応に当たっている。また、個人情報管理の面では自社におけるリスク対策を徹底しているほか、同社のサービスを利用する顧客企業に対しても、啓蒙活動を行っている。具体的には、顧客企業が利用者のWebアクセストラッキングを行う際には、利用者に対してメールでその旨を通知するようにアドバイスしている。また、新規契約企業に対しては、当初から通知義務を利用規約の中に付している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
《HN》
提供:フィスコ