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馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術:市況が読みにくい時こそ、好業績銘柄!


皆さま、こんにちは。フィスコ企業リサーチレポーターの馬渕磨理子です。

『馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術』と題して、私が普段のトレードで使っている分析ツール「トレードステーション」について、その活用方法を、最新のニュース情報も交えながらお話しする連載です。

■4~9月期決算発表が通過

米中貿易摩擦の問題から、中国経済に対する警戒感が高まっているなかで、4~9月期の決算発表が通過となりました。比較的、中小型材料株の動きが良くなっているイメージがあります。

例えば、ジャスダック市場を見てみると、ICタグ関連(セルフレジ関連)の国際チャート<3956> は、11月9日時点の終値364円から11月20日には高値695円まで買われています。ソフトウエアの受託開発が好調であるKYCOMホールディングス<9685>や、特殊印刷機を製造しているナビタス<6276>も急騰が見られます。また、押し目買い意欲の強さが窺えるカドカワ<9468>など、これらの銘柄は業績拡大や期待が大きい銘柄だと言えます。市況が読みにくい時は、銘柄選定が厳しい状況下に晒されますが、あらためて好業績の銘柄に資金が集中しやすいと言えそうです。

■業績期待の銘柄に注目!

いつもはテーマを絞り、連載をお届けさせていただいておりますが、今回は決算通過後で、好業績の銘柄に資金流出が見られるため、業績中心にお届けいたします。私は、トレードステーションの「レーダースクリーン」で好業績銘柄の一覧と、「カスタムメモ」で業績の具体的な内容などを記入したワークススペースを作成して、分析を行っています。

では、好業績銘柄を深掘りしてきましょう。

特殊印刷機メーカーのナビタス<6276>は、印刷品質自動検査「ナビタスチェッカー」が好調で、19年3月期最終利益予想が78.0%増の1億5000万円となっています。

また、IoTやAIのシステム開発の企業は堅調な銘柄が多いです。そのなかでも、企業のIT投資需要から、KYCOMホールディングス<9685>は、19年3月期最終利益が前期比3.4倍の予想となっています。(前期の投資有価証券評価損計上の反動含む)

ジャパンベストレスキューシステム<2453>は、全国で鍵、水回り、ガラスなど日常生活のトラブル解決サービスを提供している企業です。前9月期営業利益は14.3億円で前期比60.8%増益となりました。会員数の順調な増加を背景に成長しています。

また、インバウンド関連の復権の様相が市場では見受けられますが、マザーズのオークファン<3674>は代表的でしょう。19年9月期の営業利益予想を前期比46.0%増の6億円と発表しています。ネットオークションやフリマアプリ、ハンドメイドマーケットなどCtoC市場の継続的な拡大や、中国・台湾及び東南アジアへの越境ECニーズの高まりなどを背景に好調を見込んでいます。18年9月期の営業利益は100.2%増の4.1億円で着地しました。流通相場データを活用した新規サービスやオークション教育・個別サポートサービスなどがけん引しました。

トータルソリューションの提案や周辺サービスの販売を推進するアルファクス・フード・システム<3814>や、工場・建設現場の作業員など働く人のIT化を進め、IoT・ビッグデータ・AIなどで生産性向上をサポートするチェンジ<3962>など、『業務効率化』の分野の銘柄も、好業績でありながら株価も堅調に推移しています。

そのほか、トレードステーションのワークススペース内では上記以外に、60銘柄以上の業績が光る銘柄をリストにしていますので、ぜひ参考にしてみてください。

(その他の代表的な好業績銘柄の銘柄リストは、『マネックス証券トレードステーションのHP コラム・レポートのページ』からダウンロードできます。)

次回も、このような形で、話題のニュースから読み解いたテーマとトレードステーションのツールについてお話しします。

※「馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術」は、米国TradeStation Groupが開発したトレーディングツール「トレードステーション」の日本語版(マネックス証券が提供)を馬渕磨理子の見解で注目し、コメントしたものです。開発会社や日本語版提供会社との見解とは異なる場合があります。

(フィスコ企業リサーチレポーター 馬渕磨理子)

《HH》

 提供:フィスコ

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