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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3941 レンゴー

東証P
1,171.5円
前日比
+18.0
+1.56%
PTS
1,172.6円
14:59 04/18
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
9.1 0.69 2.56 15.04
時価総額 3,175億円
比較される銘柄
王子HD, 
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大王紙
決算発表予定日

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【杉村富生の短期相場観測】 ─ 先人は「嵐のときは動くな!」と教えているが…


「先人は『嵐のときは動くな!』と教えているが…」

●肝要なのは「ショック安に巻き込まれないこと」?

 “嵐”(株価暴落)は突然に襲来する。マーケットではこれをショック安という。ちなみに、ショック安とは「予期せぬ出来事」だ。相場巧者の是川銀蔵氏は「コンスタントに“利”を確保するためにはショック安に巻き込まれないことが大切」が口グセだった。まあ、「予期せぬ出来事」を事前にどう回避するか、これが素人(しろうと)には難しいのだが……。

 ニューヨーク市場は暴落だ。10日のNYダウは831ドル(3.15%)安の2万5598ドル、NASDAQ総合株価指数は315ポイント(4.08%)安の7422ポイントだった。久々の大幅安である。投資家の皆さんの多くが衝撃を受けていると思う。

 この日は長期金利の上昇に加え、ムニューシン財務長官が「中国は人民元を不当に安く誘導している。調査を行う」と発言、米中貿易摩擦の激化(世界景気の減速→2020年の企業業績の不透明感)をイヤ気した格好だ。利食い急ぎもあろう。ヘッジファンドの暗躍もある。ただ、ちょっと下げすぎではないか。

●足元は悪材料が続出している状況だが……

 日本の株式市場にとってはニューヨーク市場の暴落に加え、上海市場の急落、円高進行(1ドル=112円そこそこ)が痛い。投資マネーは、世界的にリスク回避の姿勢を鮮明にしている。ネットトレーダーは広範囲に追い証が発生、投げ(強制弁済)を余儀なくされている。

 さて、こんな状況下で、投資家としてはどう対応するべきだろうか。先人は「嵐のときは動くな!増水時の川底の金貨は拾うな!」と教えている。まあ、これが一般的にはセオリーだろう。しかし、肝要なのはリスクを取る勇気である。この世界は「3%の勝者に、97%の敗者」といわれている。少数意見に耳を傾けよ!という。

 すなわち、ほぼ全員が弱気に傾いているいまこそ、逆に突っ込み買いのチャンスではないか。こんな局面では理屈は無用だ。悪材料が続出している?いや、だから急落しているのだ。古来、材料はあとから貨車に乗ってやってくる!と。悪材料は株価が言わしている面もある。

 何を狙う。筆者が7~8年ずっと追いかけ、株価の動きを熟知している青山財産ネットワークス <8929> [東証2]、スマートバリュー <9417> [東証2]の突っ込み買いはどうか。さらに、レンゴー <3941> 、エコモット <3987> [東証M]、ソースネクスト <4344> の押し目は買える。

2018年10月11日 記

株探ニュース

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