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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3940 ノムラシス

東証S
132円
前日比
0
0.00%
PTS
131.2円
09:31 04/24
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
27.3 1.98 2.46 5.45
時価総額 61.3億円
比較される銘柄
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ブイキューブ
決算発表予定日

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ノムラシステム Research Memo(2):次世代戦略室を発足、RPA事業を推進


■ノムラシステムコーポレーション<3940>の当面の事業展開

さらに、「次世代戦略室」を発足させたことが見逃せない。発足の目的は、持続的成長と企業価値向上を実現加速させることを目指すこと、としている。ここでは、デジタルテクノロジーを活用したサービスを展開していく。まずは、RPA(Robotic Process Automation)サービスの推進だ。数社の受注(予定含め)が進んでおり、企業規模・業種によらず、次世代戦略室単独での引き合いが活性化していると言う。今後は、SAPのロボット化で付加価値を高め、全社での受注拡大につなげる。


後継製品にリプレイスする2025年まで飛躍の期間に
現在の主力である「SAP ERP 6.0」は2025年にメンテナンス終了予定となっており、今後は後継製品「S/4 HANA」へのリプレイス需要増にいかに対応するかが、事業を展開する上でのポイントになってくる。このリプレイス需要増は、同社が目指すプライム案件取込みのチャンスになる。先行き膨らむと想定される「SAP ERP」需要を高収益のプライムで獲得し、会社側としては中長期的な経営目標として経常利益率15%以上を確保できるように、プライム案件の受注に力を注ぐ方向だ。

同社では、「SAP S/4HANA」へ完全切替えとなる2025年までを大きく成長する8年として位置付けている。その時点では、「SAP S/4HANA」を土台に、「SAP ERP」とビッグデータ分析、AI、IoT、クラウドの組み合わせによる競合優位を確立する。そのためには、レベルの高い人材の採用と育成が課題となりそうだ。同社は年間の離職率が3~5%にとどまる。そうしたなかで、新卒を育てて戦力化させ、着実にビジネスを遂行していく。

一方、同社は2018年6月に東京証券取引所第1部市場に指定替えとなった。これによって、社員の士気が高まるほか、顧客の信頼度がよりアップし、プライム案件の受注活動の追い風となる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野文也)

《SF》

 提供:フィスコ

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