貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
株価20分ディレイ → リアルタイムに変更

3940 ノムラシス

東証S
127円
前日比
-2
-1.55%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
26.2 1.91 2.56 5.45
時価総額 59.0億円
比較される銘柄
テラスカイ, 
アイネット, 
ブイキューブ
決算発表予定日

銘柄ニュース

戻る
 

ノムラシステム Research Memo(1):ERPソリューション事業を主に手掛けているITコンサルティング会社


■会社概要

ノムラシステムコーポレーション<3940>は、1986年2月に設立され、企業のオープン化コンサルティング業務、それに関連するソリューション提供業務などを展開し、発展を遂げてきた。ITが急速に進化する時代の流れにうまく乗り、ソフトウェア設計・制作請負中心の事業構造から、ERP導入におけるコンサルティング業務に経営資源をシフトしている。

ERP(ERPパッケージ)とは、Enterprise Resource Planningの略称で、基幹系統合システムとも呼ばれるもの。全体最適の視点から企画、調達、製造から販売、会計、人事など一連の企業活動のデータを一元管理し、顧客のITコスト削減につなげることができる。民間調査機関が試算した国内ERP市場は、年間平均成長率が8%。さらに、国内においてクラウド市場やビッグデータ市場も拡大が見込まれており、コンサルティング企業として同社の成長余地は広いと言えそうだ。

事業内容はSAP導入コンサルティング、SAP保守サポートセンター運営、Webシステム開発コンサルティング、情報サイトコンサルティングなどで構成されるが、2001年にSAPとサービスパートナー契約を結んだことが飛躍するきっかけになった。2009年にはSAPのチャネル・パートナーとなり、SAP ERPのスペシャリスト集団として収益を伸ばし、2016年9月に東京証券取引所JASDAQ市場への上場を果たした。

足元の業績は、順調に推移している。2017年11月6日に公表した2017年12月期第3四半期累計(1月-9月)決算は、売上高が1,900百万円(前年同期比6.8%増)、営業利益337百万円(同46.1%増)、経常利益335百万円(同47.4%増)、四半期純利益228百万円(同65.8%増)と大幅増益を確保した。

2017年12月期通期の見通しは、売上高は2,501百万円(前期比2.4%増)と据え置いたものの、営業利益は337百万円から378百万円(同21.1%増)、経常利益は335百万円から376百万円(同20.7%増)、当期純利益は204百万円から272百万円(同40.0%増)に上方修正した。同社側では、社会情勢に大きな変動がない限り、修正した見通しは達成できるとしている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野 文也)

《MW》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均