貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
株価20分ディレイ → リアルタイムに変更

3937 Ubicom

東証P
1,190円
前日比
+21
+1.80%
PTS
1,200円
17:20 04/23
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
14.7 3.23 1.09 45.88
時価総額 143億円
比較される銘柄
クレスコ, 
富士ソフト, 
DTS
決算発表予定日

銘柄ニュース

戻る
 

今期活躍必至の【連続最高益】銘柄リスト〔第3弾〕 <成長株特集>

 本特集では、「今期活躍必至の【連続最高益】銘柄リスト」の第1弾(5月31日配信)、第2弾(6月4日配信)に続き、“時価総額250億円未満”の銘柄を対象に、20年3月期に経常利益ベースで過去最高益を達成し、21年3月期も成長継続を見込んでいる銘柄にスポットライトを当てた。

 下表では、時価総額が100億円以上250億円未満(5月31日時点)の銘柄の中から、21年3月期に経常利益が連続で最高益を更新する見通しを示している25社を選び出し、「増益率が大きい」→「最高益の連続期数が多い」順に記した。なかでも、最高益更新の連続期数が多い銘柄は、利益を創出する競争力の強い商品やサービスを持つ企業が多く、今後も利益成長による最高益更新が期待される。

 増益率トップとなったのは、今年3月に新規上場したNexTone <7094> [東証M]。同社は音楽著作物の利用許諾や使用料徴収を手掛ける著作権管理会社で、国内外の音楽配信プラットフォームに向けた音楽・映像コンテンツの供給なども展開する。21年3月期は管理楽曲数や取扱原盤数の拡大基調が継続し、売上高が前期比28.7%増の55.9億円、経常利益は同28.8%増の3.8億円といずれも前期に続いて過去最高を更新する見通しだ。今後はさらなる成長に向けて海外徴収や演奏権管理分野への参入を目指す。

 2位には宅配寿司「銀のさら」を主力とするライドオンエクスプレスホールディングス <6082> が入った。21年3月期は新型コロナウイルス感染拡大の影響で在宅率が高まるなか、デリバリー需要を取り込み、経常利益は前期比22.7%増の16.1億円と2期連続の最高益更新を見込む。WEB注文の増加で生産性が向上することも利益拡大につながる。

 続く3位のUbicomホールディングス <3937> はフィリピンを拠点としたITソリューションの開発と医療情報ソフトの販売を2本柱とする。前期はメディカル事業における高収益サブスクリプションモデルの確立や不採算案件の受託中止が寄与し、経常利益は20%成長を果たした。21年3月期は高度IT技術者の不足が深刻化する中、ソフトウェア開発やテストを中心としたグローバル事業で既存顧客や新規顧客の受注が拡大するほか、メディカル事業では前期に投入した次世代レセプトチェックシステムなどが伸びる計画で、7期連続の最高益更新を目指す。

 4位にリスト入りした医学生物学研究所 <4557> [JQ]の21年3月期経常利益は前期比16.9%増の15.5億円と3期連続の最高益更新を計画する。臨床検査薬事業で遺伝子検査試薬は新型コロナウイルスの影響を受けるものの、適用拡大効果で売り上げを維持するほか、受託開発サービスが製薬企業を中心に伸びる。また、自社開発品の販売比率増加による原価低減や経費抑制、生産性向上も増益に貢献する。

 6位のイーブックイニシアティブジャパン <3658> は親会社ヤフーとの連携強化を通じ、21年3月期も電子書籍事業の売上高は2ケタ成長が続く見通しだ。マーケティング投資やサイト機能改善費用が増加するものの、増収効果とコスト効率化で吸収し、今期は3期連続の最高益更新を狙う。新型コロナウイルスの感染拡大による巣ごもり需要もプラスに働くとみられる。

 選出リストでは、「連続最高益リスト」のシリーズ第1弾第2弾に続き、企業の旺盛なシステム投資が追い風となるITサービス関連企業が多く入った。7位のエイトレッド <3969> は働き方改革の進展やテレワークへの移行が加速するなか、ワークフローソフト「X-point」の上位版で中・大企業向けの「AgileWorks」やクラウドサービスの導入が伸び、今期経常利益は4期連続の2ケタ増収増益を見込む。

 また、ソフトウェア開発やシステム構築を主軸とする、クレオ <9698> [JQ]、ビジネスエンジニアリング <4828> 、アドソル日進 <3837> 、アイティフォー <4743> 、システムリサーチ <3771> もリストアップされている。上場来高値圏で推移するアドソル日進を除くと、指標面で予想PER15倍前後と割高感はなく、上値余地が期待される。

 このほか、17位のビーアールホールディングス <1726> は5月の決算発表後に上場来高値を更新している。21年3月期はインフラ老朽化に伴う維持修繕工事が増加基調にあるなか、高速道路修繕などの豊富な手持ち工事が進み、売上高、経常利益ともに過去最高を更新する計画だ。

           ┌─── 経常利益 ───┐  最高益  予想
コード 銘柄名     増益率 21年3月期 20年3月期 連続期数  PER
<7094> ネクストーン  28.8    380    295    4  109
<6082> ライドオンE  22.7   1612   1314    2  19.4
<3937> Ubicom  17.5    840    715    7  32.6
<4557> 医学生物    16.9   1550   1326    3  15.8
<9467> アルファP   16.4   1700   1461    3  20.8
<3658> イーブック   10.7    880    795    3  23.8
<3969> エイトレッド  10.5    650    588    9  32.3
<6096> レアジョブ    8.4    450    415    3  74.0
<7191> イントラスト   7.5   1103   1026    8  24.0
<2749> JPHD     7.5   2153   2003    3  21.3

<6838> 多摩川HD    6.1    713    672    2  26.1
<6564> ミダック     5.6   1527   1446    6  23.5
<7059> コプロHD    5.3   1669   1585    3  9.8
<3420> ケーエフシー   5.0   3200   3049    2  6.5
<4800> オリコン     3.4   1200   1161    2  16.5
<9698> クレオ      3.2   1130   1095    3  14.1
<1726> Br.HD    2.5   2150   2097    2  15.2
<4828> ビーエンジ    1.5   1600   1577    5  16.1
<3199> 綿半HD     1.4   2851   2813    6  11.2
<6629> Tホライゾン   1.2   1400   1384    2  8.1

<5290> ベルテクス    1.0   4000   3959    2  6.2
<3837> アドソル日進   0.6   1244   1236    6  28.5
<4743> ITFOR    0.6   1850   1839    3  16.1
<7570> 橋本総業HD   0.5   3200   3185    5  8.8
<3771> システムリサ   0.1   1738   1737    8  13.9

※経常利益の単位は百万円。連続期数は同一会計基準における期数。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均