ランドコンピュータ---2017年3月通期決算は第2四半期以降発生の不採算プロジェクトにより減収減益
ランドコンピュータ<3924>は10日、2017年3月期(2016年4月~2017年3月期)決算を発表した。売上高が前期比2.8%減の72.08億円、営業利益が同34.2%減の3.67億円、経常利益が同29.1%減の3.71億円、当期純利益が同25.0%減の2.42億円となった。
売上面に関してはクラウドコンピューティングを中心としたパッケージベース・SIサービスとインフラソリューション・サービスは売上が増加したが、金融機関のシステム投資の延伸の影響、第2四半期以降に発生した不採算プロジェクトへの大幅な人員補強のため、その他案件において要員を確保することが難しくなり、新たな受注獲得の対応が遅れたこと等により売上高は前年を下回る結果となった。
利益面についても大幅な人員補強で不採算プロジェクトの対応をした結果、多額の人件費及び外注費が発生。現時点における当事業年度以降に発生が見込まれる追加コストを原価として全額損失引当金として計上したこと、更に販売費及び一般管理費については本社事務所の増床に伴う家賃及び減価償却費が増加、税率変更による外形標準課税が増加したこと等により各利益ベースでも前年を下回る結果となった。
2018年3月期通期の業績予想は、売上高が前期比4.6%増の75.40億円、営業利益が同11.5%増の4.10億円、経常利益が同9.7%増の4.08億円、当期純利益が同10.5%増の2.68億円としている。
《TN》
提供:フィスコ