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パイプドHD---1Qは2ケタ増益、主力の情報資産プラットフォーム事業が堅調に推移


パイプドHD<3919>は6月30日、2021年2月期第1四半期(20年3月-5月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.9%減の14.54億円、営業利益が同33.6%増の2.83億円、経常利益が同31.3%増の2.83億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同34.6%増の1.77億円となった。

情報資産プラットフォーム事業の売上高は前年同期比2.0%増の9.95億円、営業利益は同24.2%増の3.40億円となった。コロナ禍における新しい働き方や人手不足問題を解決する情報資産プラットフォーム「スパイラル(R)」を用いた業務効率化ソリューションを多数提供開始し、拡販活動に努めた結果、有効アカウント数は3,677件となった。

販促CRMソリューション事業の売上高は前年同期比15.0%減の2.02億円、営業損失は0.03億円(前年同期は0.04億円の損失)となった。新型コロナウイルス感染症拡大による顧客のキャンペーン需要の減少を受け、特にデジタルCRM事業がマイナスの影響を受けた。

広告事業の売上高は前年同期比2.6%増の1.87億円、営業利益は同53.6%増の0.70億円となった。インターネットメディアへのシフトが続いているが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による消費活動の自粛等により企業の広告宣伝費にかける資金が減少しており、同社グループの広告事業においても影響を受けた。

xTech事業の売上高は前年同期比4.1%増の0.46億円、営業利益は0.06億円(前年同期は0.09億円の損失)となった。「美歴(R)」事業は、主要顧客の美容院で休業が相次ぐ等、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた。

社会イノベーション事業の売上高は前年同期比12.8%減の0.20億円、営業損失は0.06億円(前年同期は0.08億円の損失)となった。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により下北沢地域の店舗は大きな痛手を受けており、同社グループの「I LOVE 下北沢」及び「I LOVE 下北沢アプリ」事業、並びに「シモキタコイン(R)」事業にもマイナスの影響が出ている。一方で、コロナ禍における下北沢地域の店舗に役立つサービスの提供開始や、また、インターネット投票の機運が高まる等、新型コロナウイルス感染症拡大を契機とした事業機会拡大の向きもある。

2021年2月期通期の連結業績予想については、同日、下限の上方修正を発表した。売上高が前期比0.1~6.6%減の58.00~62.00億円、営業利益が同13.7~28.1%減の10.00~12.00億円、経常利益が同14.4~28.7%減の10.00~12.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.8~27.4%減の5.00~6.00億円としている。

《ST》

 提供:フィスコ

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