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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3917 アイリッジ

東証G
506円
前日比
+2
+0.40%
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-円
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単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
1.20 233
時価総額 36.4億円
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アイリッジ Research Memo(5):他社に先駆けO2Oに取り組み、同社独自の技術力・マーケティング力を磨く


■会社概要

(4)強み

アイリッジ<3917>の強みはO2Oの黎明期から取り組んでいる実績と、それにより磨かれた高い技術力、マーケティング力である。この結果、他社には簡単に崩せない参入障壁が築かれている。

a)実績
同社はフィーチャーフォン全盛時代からO2Oに取り組んでいたため、競合他社に先駆け顧客ニーズを把握しサービス提供することができた。また、同社はプラットフォームを保持していたため、新たにサービスに参入してきた営業代理店等とは異なり、継続的にサービス提供することもできた。これらにより、顧客獲得、顧客継続の点で優位性が保て、顧客が増え利用ユーザー数が伸び、O2Oのリーディングカンパニーとなっている。

b)技術力
同社は開発チームの技術力が高く、特にサービス立ち上げ当初より取り組んでいる位置情報の分野が得意である。例えば、位置情報を把握するには、GPS、Wi-Fi、iBeacon(Bluetooth)等の手法がある。GPSは精度が高いがスマートフォンの電池消費量が大きく、Wi-Fiは電池消費量が少ないがアクセスポイントが必要である、iBeaconは電池消費量が少なくアクセスポイントの導入コストが低いが電波の受信範囲が狭い、等の一長一短がある。これらの特徴を踏まえ、組み合わせて最適なサービスを提供するノウハウや技術力を持っている。
また、銀行アプリならば口座情報、小売り向けアプリならば位置情報と購買履歴、鉄道会社向けアプリならば位置情報と列車運行状況など、業種や企業により必要な情報が異なり、アクセスする顧客のデータベースも異なってくる。これらの個別要件に対して、単純にサービス提供するだけでなく顧客側のエンジニアにも技術情報提供やソリューション提案を行えるなど、柔軟で高度な技術力を持ち合わせている。

c)マーケティング力
O2Oの黎明期から取り組んでいて、同社には販売促進における集客・企画のノウハウが蓄積している。例えば、ただ単純にクーポン配信するのでなく、情報の配信内容、順番、タイミング等のアドバイスや、ゲーム形式でクーポンを配信するなどのアイデアなど、アプリの利用率を高めるノウハウを保持している。これらきめ細かいノウハウをアプリの新規開発時のみならず、アプリ運用時に定期的に提案することで、アプリの利用率を上げ、顧客満足度を向上させ、売上増加につなげている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行)

《HK》

 提供:フィスコ

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