モバファクは後場マイナスに転じる、「駅メモ！」好調で第３四半期大幅増益も材料出尽くし感強まる

　モバイルファクトリー<3912>が後場マイナスに転じている。午後１時頃に発表した第３四半期累計（１～９月）連結決算は、売上高１４億８１００万円（前年同期比１９．２％増）、営業利益４億６１００万円（同９８．７％増）、純利益３億５００万円（同２．２倍）と大幅増益となったが、日本経済新聞が１９日に報じた水準での着地だったことから、材料出尽くし感による利益確定売りが出ているようだ。

　「ステーションメモリーズ！」（駅メモ！）が好調に推移するなどし、位置情報連動型ゲームの売上高が前年同期比９８．９％増の７億６６００万円に拡大したことが業績を牽引。一方で、スマートノベルの売り上げは減少したものの、原価の高い同事業の構成比が減少し、利益率の高い「駅メモ！」が伸びたことで、売上高以上に営業利益が伸びたという。

　なお、１６年１２月期通期業績予想は、売上高１９億７１００万円（前期比１２．５％増）、営業利益５億２０００万円（同６５．７％増）、純利益３億４０００万円（同８４．０％増）の従来予想を据え置いている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）