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大野芳政:アナリストがこっそり教えるレーティング情報を使った上昇株発掘法【FISCOソーシャルレポーター】


以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家大野芳政氏(ブログ「証券アナリストが考えたスマホでできるお手軽株式投資「トランプ式投資術」」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2019年5月19日7時に執筆


株式市場では国内外の証券各社から毎日、機関投資家向けに多数の個別株に関するレポートがリリースされています。レポートの中で、アナリストがファンダメンタル分析を基づいて個別株の企業価値を算出し、現在の株価に対する「割安・割高」から「買い・売り」などのレーティングを付与しています。


レポートがリリースされた直後は一時的に値動きが大きくなるため、こうしたレーティング情報を材料に売買する個人投資家も少なくありません。銘柄によっては、寄り付きが天井になってしまうことも多くあります。しかし、証券アナリストの「大野芳政」がレーティング情報を15年間以上、研究し続けた結果、いくつかの条件が合えば人気が継続することを発見しました。


そこで、リリース直後の値動きが一巡したレーティング情報から、短期だけでなく、中長期的にも上値余地が大きく残っている銘柄を紹介します。

■ALBERT<3906>


岩井コスモ証券が5月15日に投資判断を「A」、目標株価を15,000円に継続としたことが伝わっている。


レポートでは、19年12月期第1四半期(1-3月期)の営業利益が前年同期並みの0.2億円にとどまったのは、本社移転にかかる一時的な費用であるため、悲観する必要はないと指摘。ビッグデータ分析や人工知能(AI)の技術を活用する企業が増える中、第2四半期(7-9月)以降は増益率が高まり、通期の同利益は前期比+79%の3.6億円と会社計画を達成すると予想。5Gのデジタル社会を迎える中で、中長期的な成長が期待できるとしている。


レーティング公開後に株価は大きく伸びたものの、200日移動平均線での戻り売りに押されて買い一巡後は伸び悩む動きとなっている。この場合、早い段階で12,360円まで上昇し、5月13日に空けた窓を埋めることができるかがポイント。目標株価との乖離も38%と大きいため、再動意する可能性が高いと考えている。しかし、このまま11,000円前後でもみあい、窓を埋めることができなければ売り直される可能性も高いことにも注意が必要だ。

■メック<4971>


いちよし証券が5月16日に投資判断を「B→A」に引き上げたことが伝わっている。フェアバリューは1400円→1300円に引き下げた模様。


レポートでは、5G対応スマートフォンでは半導体パッケージ搭載数の増加が見込まれるなど、同社主力の次世代電子基板薬品「CZシリーズ」に追い風になると予想。高機能スマートフォンの需要不振などを受け、19年12月期第1四半期(1-3月期)の営業利益は前年同期比-60.6%の2.1億円と大幅減収となったが、下期(7-12月)からは「CZシリーズ」の需要拡大が見込まれ、20年12月期には同利益が22.5億円と再び過去最高益水準にまで回復するとしている。


株価は5月13日に1,000円台を割り込み一時857円まで値を下げるなど底割れも、レーティング公開後に再び1,000円台に持ち直す動き。一旦は5月7日の戻り高値である1,200円処を試しにいく可能性が高いと見ている。そして仮に下期の需要回復が現実化するようだと、1,600円処までも視野に入ると考えている。

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執筆者名:大野芳政
ブログ名:証券アナリストが考えたスマホでできるお手軽株式投資「トランプ式投資術」

《SF》

 提供:フィスコ

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