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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3837 アドソル日進

東証P
1,612円
前日比
-19
-1.16%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
15.6 2.15 2.61 79.06
時価総額 151億円
比較される銘柄
DIT, 
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決算発表予定日

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【杉村富生の短期相場観測】 ─ 相場環境(場味)に投資方針を合わせよ!


「相場環境(場味)に投資方針を合わせよ!」

●総論を語るな!と叫んできたじゃないか

 異常気象である。とにかく暑い。ヒアリも登場した。西日本は集中豪雨に見舞われている。株式市場の様相も様変わりだ。これまでの経験則が通用しない。「つまらない相場」と嘆く前に、現状を正しく認識し、地合い(相場環境)に投資戦術(方針)を合わせるべきだろう。

 こだわりは禁物だ。一徹張りの貧乏神!という教えもある。ちなみに、今年1~6月の主要国株価指数の騰落率をみると、1位はイスタンブール100(トルコ)の27.5%、2位はS&P/MIB(イタリア)の21.9%、3位はKOSP(韓国)の18.0%となっている。

 ランキングのベスト10に日経平均株価は入っていない。騰落率リストに含まれていないが、東証マザーズ指数は1~6月に27.1%、日経ジャスダック平均は同19.5%上昇している。これは先の騰落率ランキングの2位と3位に相当する。

 この1年、筆者は総論(日経平均株価など)を語るな、各論(銘柄)勝負ッ、テーマ性を有する元気な小物にマトを絞れッと叫んできた。この基本方針は不変である。むしろ、7月以降、個別物色の動きが一段と鮮明となろう。

●「杉村流FANG」(新成長株)を狙え!

 全般相場については円安効果、良好な企業収益の効果があって、大崩れは考えにくい。しかし、アメリカの長期金利の上昇は懸念材料だ。それに、ECB、イングランド銀行、FRB、カナダ中銀が相次いでテーパリング(余剰資金の回収)を示唆している。

 マーケットでは「日銀だけが取り残されている」と危惧している。しかし、これは違う。国債購入額は昨年10月~今年5月、年間40兆円ペースと、目標(めど)の80兆円を大きく下回っている。これは実質的なテーパリングではないのか。

 日銀の金融引き締め?は円高要因になる。さらに、内外の異次元の金融緩和終焉の影響も気にかかる。なにしろ、非伝統的な金融緩和の断行だっただけに、その後始末の道筋は教科書に載っていない。未知の領域である。

 一方、物色面では「杉村流FANG」(新成長株)として、セルロースナノファイバーの量産に進む星光PMC <4963> 、NIPPON PAYと提携、スマホ決済を行うアルファクス・フード・システム <3814> [JQG]、マイクロソフトと協業のアドソル日進 <3837> などに注目している。

 商い面では元気な土木管理総合試験所 <6171> 、ケアサービス <2425> [JQG]、堀田丸正 <8105> [東証2]が面白い。RIZAPグループ <2928> [札証A]は突っ込み買いの好機だろう。

2017年7月6日 記

株探ニュース

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