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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3807 フィスコ

東証G
109円
前日比
-1
-0.91%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
109 17.41 5.96
時価総額 50.0億円
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■フィスコキャンパス銘柄分析レポートVol6 ANA HD<9202>


「フィスコキャンパス銘柄紹介レポート」とは、フィスコ<3807>のアナリストと現役の女子大学生によって組織された「フィスコキャンパス」による毎月発行の共同レポートである。アナリストとディスカッションを重ね、キャンパス一期生となる7名が「フレッシュな感性」をもとに1人1銘柄選んだ、計7銘柄をまとめている。


※2017年2月号より抜粋


紹介銘柄:ANA HD<9202>
キャンパス生:宮地 志歩



「訪日需要の継続的な拡大が追い風」


■企業概要

エアライン事業を中核とした日本の航空会社です。グループ会社には4年連続で最高評価である「5スター」認定を受けている全日空輸株式会社をはじめ、全日空商事株式会社やITのANAシステムズ、株式会社ANA総合研究所などがあります。経営理念としては「安心と信頼」を挙げています。またLCCのバニラエアもANAグループの航空会社と幅広く展開しています。


■1月27日に発表された連結決算によると、主力の航空事業において売上高が前年同期比を下回った点についてはいかがでしょう。

前期には、海外4都市に新規就航を決め当期にも続けて2都市の就航を開始しました。欧州はテロの影響により伸び悩んだものの、欧米やアジア路線ではビジネス需要が拡大し、海外初の利用も好調に推移しています。今回の売上高が前年よりマイナスになった要因には円高に伴う外貨建て収入の円換算額の減少や燃油特別付加運賃収入の減少があります。外的要因と言えるでしょう。コストマネジメントにより、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益ともに増益となりました。累計純利益は865億と見通しの800億をすでに上回るなど総合的に判断すると上向き傾向にあると思われます。


■海外経済において不透明感が続くと思われますが、今後の展望はいかがでしょうか。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックは訪日需要の継続的な拡大が期待され、アジアを中心とした経済成長に伴う出張利用など航空関連事業において大きなビジネスチャンスともいえるでしょう。
しかしその後の展開をも踏まえて考えるのが重要であると考えています。日本政府は2030年までに訪日外国人旅行者数の目標を3,000万人と掲げているため、それにともなったさらなる航空業界の需要も高まると考えられるでしょう。



※「フィスコキャンパス」とは、現役の女子大学生によって組織されている。難しいと思われがちな金融・経済の世界を、身近なものに感じていただけるよう、大学生の目線に置き換えて企業や株式市場の情報発信を行うことを目的としている。

《WA》

 提供:フィスコ

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