フィスコ Integrated Reporting(2):過去3年間の株主総利回りは830%
フィスコ Integrated Reportingとは上場企業が株主・投資家と建設的に対話する手段である統合報告書から、企業自らが中長期に目指している姿や戦略、そして戦略に基づく諸活動といった全体像の理解に役立つ部分をピックアップし、投資家の方にお伝えするレポートです。
今回はあるべき姿を提案すべく、フィスコが自社アナリストによるヒアリングにより、自社レポートを作成、その一部を配信いたします。
※インタビューは2015年9月29日に行われました。
■アナリストによるポイント
・M&Aによる過去の再生実績は高い
・ビジネス・プラットフォームの構築、システムの内製化で成長スピードに変化があるか否かに注目
~「フィスコ Integrated Reporting(1):プラットフォーム戦略を戦略の中心軸に」からの続き~
○株主還元についてはどのようなお考えでしょうか。
フィスコ<3807>の株主還元の考え方
当社グループは、株式の価値増加を最優先課題としつつ、自己株式取得と配当総額の合計を勘案して利益還元を図るとともに、安定した配当を継続することを基本的な政策としています。私が社長に就任した2010年3月と比較したTSR※(株主総利回り)は570%となりました。2011年12月末からの3年間で見た場合は830%であり、これはTOPIXと比較してもアウトパフォームしています。また、株主還元の一環として、株主の皆様のご支援にお応えすることを目的として2013年12月期の上半期より株主優待制度を導入しています。
当社グループは、株主様、お客様、金融マーケットの参加者などの利害関係者との関係において信頼を得ることを念頭に、社会に貢献する企業であり続けたいと考えています。そのため、コーポレート・ガバナンスの中枢に、「透明度の高い経営の維持」を掲げています。
引き続き、持続的な企業価値向上を目指し、ステークホルダーの皆様のご期待に応えてまいります。
※TSR(Total Shareholder Return): 株主総利回り。キャピタルゲインと配当を合わせ
た株主にとっての総合投資利回りを表す。
《TN》
提供:フィスコ