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3804 システム ディ

東証S
1,271円
前日比
+9
+0.71%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
12.9 2.03 1.89
時価総額 82.6億円
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システム ディ Research Memo(4):全事業で大規模案件計上に加え、ストック収入が大きく拡大し、大幅増収増益


■業績の動向

● 2017年10月期第2四半期決算の概要
システム ディ<3804>の2017年10月期第2四半期決算は、売上高1,815百万円(前年同期比21.0%増)、営業利益300百万円(同129.6%増)、経常利益296百万円(同134.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益200百万円(同145.8%増)と、大幅な増収増益で着地した。

2017年10月期第2四半期決算が好調だったのは、先行3事業(学園、ウェルネス、ソフトエンジニアリング)が堅調に推移したことに加えて、かねてより成長源と期待していた新規2事業(公教育、公会計)が大きく業績を伸ばしたことが要因だ。とりわけ、大規模案件の売上高が全事業部門においてみられたことが、2017年10月期第2四半期における特徴的な事象と言えるだろう。

また、営業利益率が2017年10月期第2四半期は16.6%と大きく改善したのは、パッケージソフトの品質向上による高収益化や、利益率が高いサポート、メンテナンス、クラウドによるストック収入の伸長がある。パッケージソフトを手離れよく販売することや、ストック収入の伸長は売上高の増加に対して販管費の増加が相対的に小さいことにつながる。すなわち、売上高販管費率の低下だ。2017年10月期第2四半期決算においては、売上高販管費率は24.8%に低下した。

詳細は後述するが、同社は成長戦略のスローガンとして『V&V Business』を打ち出している。2つのVはValueとVolumeであり、Value Businessとは大規模事業者向けに高価格のカスタマイズソフトの販売を意味している。一方、Volume Businessは小規模事業者向けにクラウドサービスによる拡販を意味している。上述したように、2017年10月期第2四半期はValue BusinessとVolume Businessの双方で大きな進捗がみられ、業績の大幅な伸長につながった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《TN》

 提供:フィスコ

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