信用
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)のみができる銘柄
株価20分ディレイ → リアルタイムに変更

3804 システム ディ

東証S
1,269円
前日比
+7
+0.55%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
12.8 2.03 1.89
時価総額 82.5億円
比較される銘柄
ラクス, 
POPER, 
テラスカイ

銘柄ニュース

戻る
 

システム ディ Research Memo(5):会員管理システム「Hello Ex」とその派生サービスを提供


■システムディ<3804>の事業部門別動向

(2)ウェルネスソリューション事業

ウェルネスソリューション事業では、民間のフィットネスクラブ事業者向けを中心に、会員管理システム「Hello Ex」(及びその派生サービス)を提供している。提供形態は、従来はパッケージソフト販売が中心だったが現在ではクラウドサービスが過半となっている。また、2015年10月期からは健康増進・介護予防事業として「Weldy Cloud」の提供を本格的に開始している。これはアンチエイジングを目的としたもので、姿勢のゆがみを判定し、姿勢を正すことから健康につなげることを基本的なコンセプトとしたB to B to C型サービスとなっている。

ウェルネスソリューション事業の2016年10月期は、主力商品「Hello」において複数の大手顧客に納入したほか、中小事業者の開拓も順調に進み、導入事業者数は2016年10月末時点で816に拡大した。アンチエイジング・クラウドサービスの「Weldy Cloud」は、収益の絶対水準は当初計画から遅れているとみられるが、2016年10月期においては大手企業の従業員健康支援部署や公共健康施設に納入を果たしたほか、展示会等のイベントでの評価が着実に高まっている状況だ。

2017年10月期も「Hello」と「Weldy Cloud」を軸に顧客数の拡大を図る計画だ。フィットネス業界の現状は、大都市圏での大規模フィットネスジムの運営には大規模の資本力が要求されるため、数的な市場拡大は期待しにくい状況だ。同社の「Hello」はそうした大規模事業者を既に顧客化しており、この分野は安定収益源となっている。比較的成長性が高いのは地方都市の中小事業者や小規模フィットネスジムなどだが、これらについても同社は早期に対応を進めてきたため一定のシェアを確保している。2017年10月期の進捗として弊社が注目するのは公共施設向けと「Weldy Cloud」だ。公共施設向けは「すこやかHello」というサービスを既に商品化しており実績も積み上がってきているが、まだ開拓余地があるとみている。「Weldy Cloud」は潜在顧客における認知度と評価が着実に高まってきており、ビジネスとしてブレークする一歩手前にあるとみている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均