新興市場銘柄ダイジェスト：ブロッコリーが大幅続伸、IGポートはストップ安

<9450> ファイバーゲート 3430 +85
大幅高。8月31日を基準日に1株を2株に分割すると発表している。投資家が投資しやすい環境を整えるため、株式の投資単位あたりの金額を引き下げ、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的。株式分割に伴い、9月1日以降に行使される新株予約権の行使価額を調整する。

<4384> ラクスル 2766 -84
買い先行もマイナス転換。18年7月期の営業損益を従来予想の0.50億円の黒字から0.90億円の黒字（前期実績11.45億円の赤字）に上方修正。計画を上回るペースで新規顧客の獲得が進んだことに加え、リピート購入も好調に推移したため。また、非連結子会社の財政状態等を勘案して関係会社株式評価損として特別損失0.70億円を計上する他、繰延税金資産として法人税等調整額（益）を0.50億円計上する。

<3791> IGポート 1590 -500
ストップ安比例配分。19年5月期の営業損益予想を1.57億円の赤字と発表。国内市場縮小の影響からアニメーション業界は引き続き厳しい状況が続くとみている。同時に発表した18年5月期の営業損益は40.3％減の3.10億円で着地。CG制作費やクリエイターの拘束費等の外注費が高騰し、制作期間の長期化で制作コストが増加。また、23年5月期までの中期5カ年計画を発表しており、同期に経常利益9.45億円を目指す。

<1407> ウエストHD 797 +68
大幅に3日ぶり反発。18年8月期第3四半期累計の営業利益を前年同期比48.8％増の16.42億円と発表している。産業用太陽光発電事業の受注が順調に増えていることに加え、原価削減も利益拡大に寄与した。また、メガソーラー事業でトータルコストの低減などが奏功し、新規計画が増加した。通期予想は前期比38.1％増の37.00億円で据え置いた。進捗率は44.4％。

<2706> ブロッコリー 392 +54
大幅に3日続伸。19年2月期第1四半期の営業損益が1.18億円の黒字（前期実績0.88億円の赤字）に転換したと発表している。イベントでのグッズ販売が好調だったことに加え、女性向け主力コンテンツ「うたの☆プリンスさまっ♪」などのロイヤリティが安定的に推移。また、トレーディングカードゲームの販売なども順調。通期予想は前期比3.3%増-54.9％増の6.00億円-9.00億円で据え置いた。

<3892> 岡山製紙 840 +60
急伸。19年5月期の営業利益予想を前期比916.5％増の3.60億円と発表している。現状の需要に見合った生産体制の維持と原料価格に見合った適正な製品価格の確保に加え、更なる経営の効率化を追求する。同時に発表した18年5月期の営業利益は31.4％減の0.35億円で着地した。板紙事業で原料価格高騰によるコスト高の影響を受けたほか、美粧段ボール事業で主力の通信機器関連品が減少した。

《DM》

　提供：フィスコ