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ヴィンクス Research Memo(6):2021年12月期通期は小幅増収増益予想据え置くも、上振れの可能性


■今後の見通し

1. 2021年12月期通期連結業績予想の概要
ヴィンクス<3784>の2021年12月期通期連結業績予想は、売上高が前期比1.0%増の28,000百万円、営業利益が同1.0%増の2,150百万円、経常利益が同0.9%増の2,115百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.0%増の1,235百万円と、小幅増収増益予想としている。コロナ禍の影響で不透明感が強いが、国内小売業におけるDXニーズの高まりを背景として、ソリューション分野とプロダクト分野がけん引して利益を確保する見込みだ。

なお半期別に見ると、上期は売上高14,200百万円、営業利益1,135百万円、経常利益1,130百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益700百万円、下期は売上高13,800百万円、営業利益1,015百万円、経常利益985百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益535百万円である。検収時期の関係で第1四半期の構成比がやや高くなる季節特性があるため、上期偏重の計画である。

従来の通期予想を据え置いたがこれは保守的と言えるだろう。2021年12月期第1四半期の営業利益進捗率は36.8%である。検収時期の関係で第1四半期の構成比がやや高くなる季節要因特性を考慮しても高水準であり、通期予想は上振れの可能性が高いだろう。

2. 重点施策
中期成長戦略(後述)で掲げた「既存ビジネスの高度化とニューリテール事業の具現化」に向けて、重点施策としてPOS・MDシステム等の既存コア製品の拡販、保守サービス等のストックビジネスの拡大、既存特定顧客との関係強化及び新規顧客の特定顧客化に向けた営業・開発体制の強化、EC・専門店向けビジネスの拡大、アセアン地域における既存特定顧客向け体制の強化、アウトソーシングサービスのさらなる効率化、プロダクト製品のラインナップ拡充、カート型POS・無人店舗・キャッシュレス等の次世代ソリューションの拡販などを推進する。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

《EY》

 提供:フィスコ

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