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3775 ガイアックス

名証N
360円
前日比
-10
-2.70%
PTS対象外銘柄
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
18.4 1.40 1.39
時価総額 19.2億円
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ガイアックス 上田社長が語る「ガイアックスの経営」


ガイアックス<3775>は、「シェアリングエコノミー」「ブロックチェーン」といったキーワードのもと、「社会を変えていく」ことに本気で取り組んでいます。今回はガイアックスの上田社長に、「ガイアックスの経営」についてお話しをお聞きしました。

■ガイアックス創業者としての思いについて語ってください
私がガイアックスを創業したのは1999年3月ですので、現在は19年目に突入しています。ガイアックスのミッションは「人と人をつなげる」ことです。創業当時に強く感じていたことは、見ず知らずの他人同士がコミュニケーションを図ることのできる「インターネット」そのものの魅力でした。インターネットを通じて、コミュニケーションツールでも、メディアでもない「第三の機能」を実現できると感じ、ソーシャルメディアの立ち上げを夢見て起業に至りました。もっとも、当時はまだ「ソーシャルメディア」という言葉すらありませんでしたが (笑)。

ガイアックスが名証セントレックスに上場したのは2005年のことです。前職でベンチャー支援を行っていたこともあって、ベンチャー企業は上場を果たすのが当然との考え方も持っていましたし、社会の中で大きな事業を展開する会社であれば、その会社の所有者は「社会」であるべきだとずっと考えていました。したがって株式上場は創業当初から視野に入れていました。昨今、多くの企業がコーポレートガバナンスの強化に取り組んでいますが、当社では、かなり早い段階から社外役員の方に参画していただいており、今に至っては取締役5人のうち4人が社外取締役です。委員会設置会社への移行も2006年と10年以上も前の話です。「社会」を強く意識した経営というものは、それこそ創業当初から心がけていました。

■ガイアックスはなぜ、「シェアリングエコノミー」に注力するのでしょうか?
社会はこれまで大きな発展を遂げてきましたが、インターネットやソーシャルメディアが普及するまでは、身近な人たちの中でのコミュニケーションが主流で、言ってみればコミュニケーションはまだ「発展途上」にあったと思います。
インターネットやソーシャルメディアの普及によって、コミュニケーションのあり方は大きく変わりました。人々が、見ず知らずの他人ともコミュニケーションを取ることができるようになりました。そうしたコミュニケーションの中身は、最初のうちは「情報」だけでしたが、スマートフォンの普及によってインターネットがさらに広まると「リアル」を巻き込んだコミュニケーションが立ち上がりました。これまで身近な人たち同士が助け合っていたのが、例えば民泊ビジネスを展開するAirbnbのような、見ず知らずの他人同士が助け合うビジネスの成立する時代が幕を開けました。「シェアリングエコノミー」の時代の到来です。資本主義の発展は、一方では「過剰消費」「過剰所有」という弊害を生み出しましたが、シェアリングエコノミーは、こうした弊害を取り除くための有効な手段となります。
当社では近年このシェアリングエコノミーに着目し、BtoCとBtoBの2つの種類の事業をおこなっています。シェアリングエコノミー領域は今後、日本でも非常に大きな市場に成長し、社会を変えていくと考えています。ガイアックスは、その最先端に位置する企業でありたいと考えています。

■ガイアックスはなぜ「ブロックチェーン」に取り組むのでしょうか?
インターネットが世の中に現れた時のことを憶えているでしょうか? インターネットは、破壊的な影響力を持って、あらゆる産業や社会を変えていきました。「ブロックチェーン」もまた、インターネットと同じくらい、既存のシステムの在り方、社会の仕組みを変えていくほどの破壊力を持っています。
ブロックチェーンは、言ってみれば分散型の台帳の技術であり、多くの人々の力で正しく安全に台帳を管理していくシステムです。ブロックチェーンが備える「堅牢性」により、社会に必要な情報を永久に留めておくことができるため、一度社会に浸透すると、インフラとして根深く定着していきます。
このブロックチェーンを、私たちはシェアエリングエコノミーの分野で活用しようしています。シェアリングエコノミーでは、本人性の確認というプロセスが避けて通れません。例えば、個人の免許証を確認するシステムで、ブロックチェーン技術を使う実験を行っています。他にも、ブロックチェーンの特性を利用して、CtoC間の契約管理や決済の自動化、評価・レビューの収集など、シェアリングエコノミーへの活用が考えられます。このようにブロックチェーンは、シェアリングエコノミーとの親和性が極めて高く、シェアリングエコノミーの基盤になりうる技術だと考えています。

■ガイアックスは、何を目指しているのでしょう?
冒頭でも申し上げたとおり、ガイアックスのミッションは「人と人をつなげる」ことです。太古の昔から今日まで、人々はコミュニケーションの能力を粛々と高めてきました。ところがインターネットやソーシャルメディアの普及を受け、かつてないスピード感でコミュニケーションの能力が高まりを見せています。私たちが注力するシェアリングエコノミーは、見ず知らずの他人同士の助け合いにつながる、こうしたコミュニケーション能力の高まりを背景に、社会全体に普及していくものと考えています。そしてその基盤となる技術こそがブロックチェーンであると考えています。
「社会を変える」ため、私たちはこれからも、その突破口となる分野で最先端を走り続けます。ガイアックスには、社会を変えていくことに向き合い、当たり前のように自立的にビジネスを展開できる人材が数多く集まっており、またインキュベーション事業として、社会を変えていく事業を夢見る人々を積極的にバックアップしています。長期的な視点を持って「社会を変える」ための経営を行うことが、ガイアックスらしい社会貢献であると考えています。

《MW》

 提供:フィスコ

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