信用
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)のみができる銘柄
株価20分ディレイ → リアルタイムに変更

3753 フライト

東証S
300円
前日比
-1
-0.33%
PTS
300.1円
09:53 04/18
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
5.44
時価総額 28.4億円
決算発表予定日

銘柄ニュース

戻る
 

“ドン底”株式市場の「急騰予備軍」10銘柄、大相場DNAが開花する時 <株探トップ特集>


―悪材料に揺れる東京株式市場は「メガ上昇トレンド」形成株で攻略する―

 東京株式市場はなかなか戻り相場の潮流に乗れない状況が続いている。年初から米国株次第の相場との見方で主体性のない動きにあったが、ここにきて悪い方向に主体性が顕在化してきている。すなわち政局不安、安倍政権を揺るがす「森友問題」という日本固有の悪材料で上値の重さが意識される状況にある。安倍政権の支持率がここまで相場を左右する変動指数として意識されたことはこれまでになく、今や日本版“隠れVIX指数”と言ってもよいくらいだ。内憂外患の今の環境は、日経平均株価の上値追いへの活力を奪っているようにも見える。

●政治リスクで相場はつぶれない

 しかし、相場の懐は深い。こういう場面でも勝利への方程式はある。冷静に見れば米国の経済状況は絶好調といってよいし、日本も企業業績への懸念は為替の円高による収益デメリットのみだ。また国内外を問わず、政治リスクは過去に遡っても一過性の調整に終わるケースが多い。

 全体観では売り方に分がある地合いであっても、それは需給要因によるものだ。今の東京市場は個々の銘柄を見る限り、魅力的な銘柄の宝庫であることに変わりはない。地合いに流されない“メガ上昇トレンド”を形成する人気素地の高い銘柄をうまく絞り込めば、資金が集中しやすい分だけ高パフォーマンスを享受するパターンが想定される。森よりも木を見るストラテジーで利益を手繰り寄せられるのが個人投資家の特権であり、ここは前向きにファイティングポーズを取ることで活路は開ける。

●“腹五分目投資”で大相場の夢を追う

 今回は大勢トレンドに影響されにくい値運びの軽い材料株でテーマ性に富む銘柄を厳選し、大相場の夢を内包する銘柄を取り揃えた。こういう地合いだからこそ、魅力ある銘柄を安く拾うことが可能となる。

 もちろん、今は機動的な売買が求められる局面であることも追記しておく。タコ糸を出し切ることなく待機資金を確保し、腹八分目ならぬ五分目の投資姿勢が肝要。仮にタイミングが合わなかった場合は、仕切り直す心の余裕も大切である。チャンスはいくらでもマーケットの中に転がっているのだ。

【ルーデンの戻り波動強力、中国富裕層取り込む】

 ルーデン・ホールディングス <1400> [JQG]はマンションなど住宅リフォームを手掛けるほか、ビルの総合管理や不動産開発などにも展開する。多角化の一環として中国の大手旅行会社と提携、訪日外国人観光客向け不動産視察ツアーなどで中国人富裕層の集客を図り、新ビジネス開花の可能性を内包している。直近は上海長喜グループと、訪日中国人向け研修・不動産見学ツアーや総合オフィス装飾事業で業務提携することを発表した。目先は押し目を形成しているが、大勢トレンドは13週移動平均線をサポートラインとした戻り相場にあり、ここは絶好の買い場となっている可能性がある。<急騰性5・中期的上値余地3>

【アドウェイズは業績回復、大底圏で浮上の機窺う】

 アドウェイズ <2489> [東証M]はアフィリエイト広告の大手でスマートフォン向け広告配信などに強みを持つほか、eコマース関連のデータ提供サービスなども育成している。海外事業も収支が改善している。18年3月期は営業利益段階で前期比78%増の5億6000万円を会社側では計画しているが、株価は2月初旬に18年3月期第3四半期決算発表を受け下振れ懸念から急落した。しかし、業績回復トレンドに変化はなく、時価500円近辺は長期的にも大底圏で再浮上の機を窺う。<急騰性3・中期的上値余地4>

【訪日客ビジネス参入で視界が変わるファンドクリG】

 ファンドクリエーショングループ <3266> [JQ]は低位の100株取引銘柄で個人投資家好み。公募型ファンドの組成・運用を主力としているが18年11月期は不動産売却が高水準で業績急回復、営業利益は前期比83%増の3億5000万円を予想する。訪日外国人観光客を主対象とした宿泊施設を運営するエイジェーインターブリッジ(東京都中央区)と資本・業務提携しインバウンドビジネスに本格参入していることはポイントとなる。PER18倍で指標面からも割高感はあまり感じられず、140円近辺の株価は上値への思惑が漂う。<急騰性4・中期的上値余地3>

【オークファンは時流に乗って、業績急成長期に】

 オークファン <3674> [東証M]はネットオークション の価格比較サイトなどを展開するが、近年のネットオークション市場の拡大が追い風となっている。ヤフオクや、アマゾン、楽天、メルカリなどに対応し、抜群のページビュー数と10年分のビッグデータを保有する点は大きな強みとなっている。人工知能(AI) フィンテック、シェアリングエコノミーなどの領域でベンチャー企業支援ビジネスを行っていることも、同社の業容拡大を後押しする。18年9月期はトップラインが前期比65%の伸び、営業利益は2.2倍化と急拡大を見込む。<急騰性3・中期的上値余地4>

【フライトはAI関連で展開力、飛翔のタイミング】

 フライトホールディングス <3753> [東証2]は映像や音楽コンテンツの管理・配信やモバイル型電子決済ソリューションなどを手掛ける。アップルペイ関連として有名だが、人工知能(AI)分野へも積極展開している点は注目材料。子会社のフライトシステムコンサルティングはソフトバンクグループ <9984> の人型ロボット「ペッパー」のアプリ開発などを手掛けたジェナ(東京都千代田区)と業務提携している。<急騰性4・中期的上値余地3>

【アイルはブロックチェーン分野を深耕し成長力大】

 アイル <3854> [JQG]は中小企業向け中心に販売システムを開発するほか、人材派遣サイトなども運営している。ブロックチェーンを活用した次世代クラウドサービスの開発に取り組み、シビラ(大阪市西区)が開発する独自ブロックチェーン「Broof(ブルーフ)」の運用も行っている。業績も16年7月期以降2ケタ利益成長を続けており、18年7月期は営業利益段階で2割増益見通し。中期的にも上値余地は大きいとみられ、13週移動平均線近辺にある時価は上放れのタイミング待ち。<急騰性4・中期的上値余地5>

【独自暗号システムに強み持つフォーカスは反転前夜】

 フォーカスシステムズ <4662> は独立系のシステム開発会社で、「社会保険システム」「航空管制システム」「貿易流通システム」「医療事務システム」など公共システム分野に強い。また、独自の暗号システムに進出しておりサイバー攻撃対策分野で実力を発揮する。実績豊富な官公庁向けではサイバーセキュリティー関連の大型受注を確保している。また、民間企業でもソフトバンクグループなどの受注が増勢だ。株価は3月中旬から調整局面にあるが反転が近い。<急騰性3・中期的上値余地4>

【オプトエレはレーザー式バーコードで世界屈指】

 オプトエレクトロニクス <6664> [JQ]はレーザー式バーコード読み取り装置で世界屈指。バーコード分野で培った自動認識技術を活用して幅広い研究分野の開発を進捗させている。17年11月期は営業損益段階から赤字となったが、18年11月期は業務効率化により1期で黒字転換する見通し。株価は昨年6月に1066円の高値をつけた後、今年2月14日には515円と半値以下に水準を切り下げた。時価は底値確認から戻り初動にある。<急騰性3・中期的上値余地3>

【カーディナルはRFIDタグ技術で商機拡大】

 カーディナル <7855> [JQG]は強力な上昇トレンドを構築しており、ここは追撃スタンス。同社は会員カードなど樹脂製カードの製造販売を手掛け、ワンチップで安価である点が特長のRFIDタグ技術で先行している。同分野への注力姿勢が、「セルフレジ関連」としての切り口で市場の注目を集めた。特に、最近になって国内ドラッグストアが無人レジ導入に積極的であることが伝わっており、同社のビジネスチャンスが拡大するとの思惑が膨らんでいる。20日は朝方安く始まったものの、後場急速に切り返して一気に昨年来高値を更新するという圧巻の値運び。信用買い残が9日申し込み現在でほぼ枯れた状態にあったことも投機筋の琴線に触れた。<急騰性5・中期的上値余地3>

【セーラーはロボットでも高技術力有し株価変身へ】

 セーラー万年筆 <7992> [東証2]は3月5日にマドを開けて買われ、上ヒゲで331円の昨年来高値をつけた後は調整を余儀なくされたが、260円近辺を横に走る25日移動平均線をサポートラインに売り物をこなし、再浮上の機が近い。5日の急騰劇は「継続企業前提に関する注記」の記載を解消したことが起爆材料となったものだが、この相場は単発で終わるとは考えにくい。文具は高級万年筆がインク販売と合わせ海外で絶好調の売り上げを示しており、18年12月期営業利益は前期比7.8倍と高変化を見込む。また、文具主力ながら、売上高の3割を産業用ロボットで占めていることは意外とマーケットに認識されていない。高精度取出機やオーダーメードの自動化装置で高い技術力を有している。<急騰性4・中期的上値余地4>

◇大相場のDNA開花へ 「メガトレンド攻略株」10選◇

銘柄 <コード>           急騰性  中期的上値余地
ルーデン <1400> [JQG]   ☆☆☆☆☆    ◆◆◆
アドウェイズ <2489> [東証M]   ☆☆☆   ◆◆◆◆
ファンクリG <3266> [JQ]   ☆☆☆☆    ◆◆◆
オークファン <3674> [東証M]   ☆☆☆   ◆◆◆◆
フライト <3753> [東証2]    ☆☆☆☆    ◆◆◆

アイル <3854> [JQG]     ☆☆☆☆  ◆◆◆◆◆
フォーカス <4662>         ☆☆☆   ◆◆◆◆
オプトエレ <6664> [JQ]     ☆☆☆    ◆◆◆
カーディナル <7855> [JQG] ☆☆☆☆☆    ◆◆◆
セーラー <7992> [東証2]    ☆☆☆☆   ◆◆◆◆

※急騰性は☆が多いほど強く、中期的上値余地は◆が多いほど大きい。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均