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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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東証S
12,990円
前日比
+230
+1.80%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
13.5 2.07 1.00 29.25
時価総額 713億円

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【杉村富生の短期相場観測】 ─ 目先波乱の要因とここでの投資戦術!


「目先波乱の要因とここでの投資戦術!」

●企業の稼ぐ力、円高対応力を見逃すな!

 株式市場はにわかに波乱含みの展開となっている。この背景には(1)iPhone Xショック(アップルが1~3月の生産を半減させる)、(2)中国ネット企業(楽視網)の経営不振、(3)円高傾向、(4)ビットコイン騒動(コインチェックの急落、ハッカー被害)、(5)米長期金利の急騰(10年物国債利回りが2.79%に)、(6)NY市場の乱高下――などがある。

 特に、日本市場の場合、円高が重石になっているようだ。主力輸出企業の想定為替レートは1ドル=109円66銭だ。マーケットでは18年3月期を下方修正する企業がある、との懸念が台頭している。

 しかし、再三指摘しているように、企業の稼ぐ力、および円高対応力は近年、顕著に強化されている。日経平均株価は1996年6月26日に2万2666円、2015年6月24日に2万0868円の戻り高値をつけている。すでに、トレンド的にはこのフシ目を突破、上昇トレンドに転換しているのだが、注目点は別にある。

 すなわち、1996年6月時点の上場企業の最終利益は11兆円だったこと。現在は41兆円予想だ。さらに、2015年6月24日の為替は124円30銭だった。そして、日経平均の1株利益は1257円だった。当時はPER16.6倍に買われている。

 現在はどうか。当時比14~15円の円高にもかかわらず、日経平均の1株利益は1525円と2割強増える。これこそが円高対応力といえるだろう。

●この局面においてじっくり狙える銘柄は?

 それに、2005年のブッシュ(レパトリ)減税の時もそうだったが、実施前には逆に円高に振れている。すなわち、2004年10月1日の111円73銭が2005年1月21日は101円69銭と、10円幅の円高となったのだ。しかし、12月9日には121円40銭と20円幅の円安が出現した。今回もそうなると思う。

 日経平均は中・長期的にPER16.8倍(世界平均)の2万5620円、PER18.8倍(NY市場)の2万8670円、PBR2.28倍(世界平均)の3万9600円を目指すだろう。したがって、目先の“揺れ”に脅える必要はない。むしろ、ここは押し目買いのチャンスである。

 一方、物色面はどうか。やはり、テーマ性を有する元気な銘柄(“新”成長株)をじっくり仕込みたい。具体的には筆者一貫推奨のスマートバリュー <9417> [JQ]、青山財産ネットワークス <8929> [東証2]、Oak キャピタル <3113> [東証2]、ヴィスコ・テクノロジーズ <6698> [JQ]、日本サード・パーティ <2488> [JQ]などに注目できる。

 ソフトウェア・サービス <3733> [JQ]、カワタ <6292> [東証2]、イー・ガーディアン <6050> 、アイスタディ <2345> [東証2]、メドレックス <4586> [東証M]、Mipox <5381> [JQ]、HANATOUR JAPAN <6561> [東証M]はロングランに狙える。

2018年2月1日 記

株探ニュース

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