リアルワールド Research Memo(12):クラウドメディアとクラウドソーシングの一層の融合により成長を目指す
■中期戦略
リアルワールド<3691>は中期経営計画を公表していないため、コミットした目標数値はない。しかし、同社では、クラウドメディアサービスとクラウドソーシングサービスの一層の融合を図ることで中長期的な成長を図ることを戦略として掲げている。
具体的には、1)スマートデバイス強化、2)SNS経由のトラフィック増加と新たな収益源の確保、3)サービス・ブランドの統合(「ライフマイル」は2015年10月に「REALWORLD」に統合済であるが、「Gendama」「CROWD」も順次統合する予定になっている)による運営効率化、4)物流総額の最大化、の4点を運営方針として、会員数1,000万人の獲得を目標としている。
同社では、重視する指標として1)売上高、2)営業利益、3)経常利益の3指標を挙げている。弊社では、中期的に売上高100億円の達成、営業利益率10%の達成が菊池社長の目標となっているとみている。このため、注力しているクラウドソーシング事業の今後の動向に注目している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)
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提供:フィスコ