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3690 イルグルム

東証G
624円
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業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
27.5 2.13 1.27 2.27
時価総額 39.8億円
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イルグルム 2020年5月の全社売上高は、前年同月比16.3%と2桁の増加を継続

 株式会社イルグルム(東証マザーズ上場、コード:<3690>、岩田進社長)は、6月8日に2020年5月の売上高を発表した。同月の全社売上高は、213百万円(小数点以下、四捨五入、以下同様)、前年同月比16.3%の増収となった。3月には増収率が1桁後半の伸びにとどまったが、4月の12.6%増収に続き、5月も2桁の増収となった。

 5月の全社売上高の93%を占めるマーケティングプラットフォーム事業部門は、同単月の売上高が約198百万円、前年同月比19.5%の増収と2割近い伸び率を持続した。同事業部門において、3月末にクローズしたTHREe(推定月商、約百万円)の減収を、コアであるアドエビス事業、並びに事業買収したアドレポ事業やADPLAN事業がカバーした。特に、アドエビス事業を中心とするインターネット広告測定システムにおいて、料金改定やオプションなどの付加サービスによる単価上昇と、ADPLAN事業の既存顧客の取り込みや新規顧客の獲得によるアカウント数の増加が、増収に寄与している模様である。

 一方、全社売上高の7%を占める商流プラットフォーム事業部門の5月の売上高は、約15百万円、前年同月比14.4%の減収となったが、ほぼ会社の想定通りと思われる。

 なお、今期累計8ヶ月間(2019年10月~2020年5月)の全社売上高は、1,664百万円と前年同期比14.2%の増収、また通期の会社売上高計画に対する進捗率は、61.6%(前年同期の通期に対する進捗率の実績は、66.1%)となった。

 日本国内においては、新型コロナウイルス感染症は徐々に収束しつつあるが、東京アラートが発動され予断を許さない状況が続いている。しかし、巣ごもり消費に見られるようにEC関連の顧客からの需要が堅調であり、また同社はストック型のサブスクリプションをビジネスモデルとしており、新型コロナが今期の業績に与える影響は、4月並びに5月の月次売上高を見る限り、ほぼ見受けられない。

 同社は今期(2020年9月期)の業績予想を、売上高は過去最高を連続更新し27億円(前期比22.5%の増収)、営業利益は2億円(前期比135.5%の増益)、当期純利益は1.3億円(前期赤字から黒字転換)としている。決算月が同社とは異なるが、東証一部上場企業の過半数が、新型コロナの影響により今期(2021年3月期)の業績予想を未定としている中、同社は大幅増収増益の業績予想を据え置いている。

【タイトル】

(出典)株式会社ウイルズ

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