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イグニス Research Memo(3):新規事業の立ち上げにより成長加速を目指すとともに、事業ポートフォリオ拡充図る


 

■今後の方向性

イグニス<3689>は、前期(2017年9月期)より、2020年9月期を最終年度とする中期経営計画をスタート。ミッションである「次のあたりまえを創る。何度でも」に基づき、「創造力と技術力が高い次元で融合した組織」を目指すことを基本方針としている。既存3事業である「コミュニティ」「ネイティブゲーム」「メディア」について、それぞれの維持・強化を図る一方、新たに「ライフハック」「VR」「その他(現時点で詳細は未定)」等の複数の事業を順次立ち上げ、2020年にはすべて収益事業化することを目指している。また、事業ポートフォリオの充実を図ることにより、キャッシュフローのエコシステムを創り出すとともに、様々な環境変化にも対応できる事業構造へと進化を図る。「ぼくドラ」を中心とした「ネイティブゲーム」に依存から脱却しつつ、特に、「with」「U-NOTE」「TLUNCH」などストック型事業により強固な事業基盤を確立する一方、爆発力のある新規プロダクトによる成長加速を目指す。

2017年10月には、ロビットが愛知県豊田市内の自動車部品メーカー2社と業務提携を締結し、機械学習(AI技術)を用いた自動外観検査装置(検査工程の自動化)の開発・検証を開始した。人手不足の解消のほか、品質・生産性・競争力の向上などに狙いがある。また、工業用ミシンのIoT化にも取り組んでいるようだ。

最終年度である2020年9月期の目標として、売上高150億円、営業利益60億円(営業利益率40%)を掲げている。2017年9月期実績を基準にすると、残り3年間の成長率は売上高が年率39.1%、営業利益が同93.4%と高い水準が必要となる。また、2020年9月期の営業利益のうち30%は新規事業で積み上げる想定となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

《TN》

 提供:フィスコ

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