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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3688 カルタHD

東証P
1,700円
前日比
+11
+0.65%
PTS
1,701.4円
10:54 04/18
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
53.6 1.82 3.18 1.71
時価総額 429億円
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クロスマーケ Research Memo(2):M&Aを通じ事業基盤を拡大、2013年に持ち株会社制へ移行


■会社の沿革・概要

クロス・マーケティンググループ<3675>は、リサーチ事業、ITソリューション事業などを展開する子会社を傘下に置く持ち株会社で、グループでマーケティング領域において幅広いサービスを展開。日本のほか、欧米アジア12ヶ国、20ヶ所以上に事業拠点を保有する。

同社の起源は、2003年4月に設立されたネットリサーチ事業を主力とするマーケティング・リサーチ会社、株式会社クロス・マーケティング。2006年5月に(株)ECナビ(現(株)VOYAGE GROUP<3688>:総合オンラインショッピングサイトECナビの運営会社)とその子会社(株)リサーチパネル(モニター管理会社)と資本・業務提携した。2008年10月の東証マザーズ市場上場を機に積極的なM&Aを通じた事業基盤の拡大に注力、2013年6月に(株)クロス・マーティンググループを新設し持ち株会社制へ移行した。

主力のリサーチ事業の事業規模は大手のインテージホールディングス<4326>、マクロミル等に次ぐ2番手グループを形成。顧客は、電通リサーチ(当時)などの大手市場調査会社が主体であったが、2008年の東証マザーズ市場上場前後から一般事業会社向けに注力したことにより、顧客基盤を拡大している。

同時に、積極的なM&Aを通じ国内外での事業基盤の拡大にも着手。国内では、2011年8月に(株)インデックスからモバイル向けソリューション事業の一部を譲受、ITソリューション事業を開始。2015年2月にはマーケティング・リサーチの企画設計、実施及びコンサルを手掛けるR&D(リサーチ・アンド・ディベロプメント)を関連会社から連結子会社化した。

海外では、中国上海(2012年5月)、シンガポール(2013年9月)に連結子会社をそれぞれ設立し、2014年1月にはシンガポールにUnion Panels Pte.Ltd.を設立し、アジアを中心とした複数各国の提携ローカルパネルと自社構築パネルを接続したパネルエクスチェンジサービスを提供する体制を整えるなど事業拠点を整備。同時に2013年8月にインドのMarkelytics Soluions India Private Limited(欧米メインのクライアントを持つマーケティング・リサーチ会社。本社:インド・バンガロール。以下、Markelytics)及びMedical World Panel Online Inc.(疾病ごとの医療従事者・患者専用モニターの管理・運営会社。本社はシンガポール。以下、Medical World Panel)を買収したのに続き、2014年11月に欧米アジア8ヶ国で市場調査事業を展開するマーケティングリサーチグループKadence(マーケティング・リサーチ事業及び子会社等の経営管理を手掛ける)を子会社化した。さらに、2015年8月にはタイを中心にマーケティング・リサーチ業務を行うShyu Company Co. Ltd.と業務提携したのに続き、11月にタイに連結子会社(Cross Marketing (Thailand)Co., Ltd.)を設立する予定になっているほか、Juniper MR Solutions Co., Ltd(以下、Juniper)※を子会社化(議決権保有割合49.0%)する予定。
※Juniperは2014年1月に事業をスタートさせたにもかかわらず、新規顧客開拓力と高い調査品質により、グローバルに展開する調査会社を中心に多くの企業を保有する。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)

《HN》

 提供:フィスコ

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