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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3686 ディー・エル・イー

東証S
155円
前日比
-2
-1.27%
PTS
154.9円
12:47 04/16
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
2.14 3.21
時価総額 65.9億円
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イマジカG
決算発表予定日

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DLE Research Memo(7):2018年6月期は引き続き営業損失を見込むも、前期にくらべ大幅回復


■今後の見通し

1. 2018年6月期の業績見通し
ディー・エル・イー<3686>の2018年6月期は、前期の事業構造改革により新体制を構築したが、2017年6月期以前に契約を締結した収益性の低い一部案件の納品や、新体制での営業活動及び開発活動が業績に反映されるまでタイムラグがある。このため、売上高 5,999百万円(前期比35.5%増)、営業損失170百万円(前期は895百万円の損失)、経常損失183百万円(同916百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失で197百万円(同1,801百万円の損失)と、営業損失となる見込みではあるが、大幅な損失減少を見込む。

ただし、11月14日に発表された2018年6月期第1四半期では、事業構造改革等の効果により売上・利益ともに急拡大し、通期計画を上回って着地している。なお、現時点において業績予想の修正は据え置いている。

2. 事業別トピック
(1) アニメーション&キャラクター
既存IPである「秘密結社 鷹の爪」、「パンパカパンツ」、「貝社員」が順調に成長している。加えて、TVQ九州放送で人気の「ダッピィズ」など、同社得意のFlashアニメーションについては順調に成長している。

(2) ファッション&ビューティー
ファッション&ビューティーの分野では、W TOKYOが大手人材広告企業大手マイナビと資本業務提携を行った。2017年秋冬のTGCはマイナビがプラチナスポンサーとなっており、資金面で安定性をもたらすだけでなく、マイナビが持っている各種メディア、幅広い人脈が有効活用できることとなり、TGCだけでなく、各種イベントの開催スピードが上がり、集客効果も上がるなど、大きなメリットが見込まれる。

TGCについては、文化庁『beyond2020プログラム』に認証されるなど、COOL JAPANの代表ブランドとしての地位を固めつつある。TGC地方創生プロジェクトも続々決定しており、2017年10月に北九州、12月に広島で開催予定など、勢いが加速している。

また、W TOKYOは「微博(weibo)」日本総代理と共同事業契約を締結し、TGCと微博の相互連携によるTGCの中国展開、微博の日本幹事代理店として、著名人・芸能人等の中国進出のプロデュースや、インフルエンサーマーケティング事業及び越境EC事業等、日中間の共同事業を展開し、巨大マーケットである中国進出を狙っている。

さらに、KDDIグループとの共同事業として2018年3月よりTGC公式通販サイト「SELECT STORE by TGC」の提供開始を予定している。将来的にはTGCのステージ動画からのライブコマース、ファッション×AI といった TGCが取り組んできた様々な最先端テクノロジーのECへの活用など、KDDIの次世代の通信技術を見据えたネットとリアル、バーチャルとリアルの垣根を越えた次世代のコマースサービスを目指している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行)

《TN》

 提供:フィスコ

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