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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3683 サイバーリンクス

東証S
879円
前日比
+23
+2.69%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
13.7 1.33 1.82 81.85
時価総額 99.9億円
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サイバリンクス Research Memo(1):基幹業務システムをシェアクラウドで提供するITベンダー


■要約

サイバーリンクス<3683>の主力事業は、ITクラウド事業とモバイルネットワーク事業の2つ。ITクラウド事業は、主に流通業(特に食品関連)向けと官公庁向けに基幹業務システム等のクラウドサービスを提供している。同社が提供するクラウドサービスは、共同利用する「シェアクラウド」であり、高機能・高品質でありながら低価格を実現している点が同社の特色であり強みとなっている。モバイルネットワーク事業は、NTTドコモ<9437>の2次代理店としてドコモショップの運営を行っている。

1. 2017年12月期第2四半期(実績):営業利益は前年同期比33.7%減だが想定内
2017年12月期第2四半期決算は、売上高が前年同期比2.1%増の4,778百万円、営業利益が同33.7%減の270百万円、経常利益が同28.1%減の295百万円、四半期純利益が同28.0%減の181百万円となった。当初から人員増強等による費用増や官公庁向けの高採算案件の減少などが見込まれていたことから、ほぼ想定内の結果であり利益は計画値に対しては上回った。

2. 2017年12月期通期(予想):期初予想と変わらず営業利益は前期比4.9%増を予想
2017年12月期通期の業績は、売上高で前期比5.3%増の9,800百万円、営業利益で同4.9%増の611百万円、経常利益で同8.8%増の640百万円、当期純利益で同15.9%増の387百万円と予想されている。上期の実績は前年同期比で減益となったが、当初予想の範囲内であったことから、通期の予想も期初と変わっていない。また経常利益は前期比8.8%増の予想だが、のれん代償却を含めた償却前経常利益は、同23.5%増と高い増益率が見込まれている。

3. 中期経営計画:2020年12月期に売上高107億円、経常利益11億円を目指す
中期経営計画を発表しているが、様々な施策を実行することで最終年度の2020年12月期に売上高10,750百万円、経常利益1,100百万円、償却前経常利益1,460百万円を目指すとしている。主力製品の新バージョンの投入や医療情報連携システムの展開などで目標を達成する計画だ。

■Key Points
・シェアクラウド、流通業界向けに特化したユニークなITベンダー
・2017年12月期通期業績は、期初予想と変わらず前期比4.9%の営業増益予想
・中期経営計画目標は2020年12月期に経常利益11億円、定常収入比率46.1%

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《MW》

 提供:フィスコ
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