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3681 ブイキューブ

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ブイキューブ---1Qは構造改革の成果と働き方改革の流れがかみ合い、力強くV字回復へ


ブイキューブ<3681>は14日、2018年12月期第1四半期(2018年1-3月)連結決算を発表した。売上高は前期比17.6%増の1,728百万円、営業利益は14百万円(前年同期は267百万円の損失)、経常損失は66百万円(同278百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は105百万(同269百万円の損失)と増収・営業黒字化し、順調な滑り出しとなった。

売上高は、クラウド型サービスでは働き方改革や規制緩和など外部環境の追い風もあり、国内製薬会社、IT重説(賃貸取引の重要事項説明のオンライン化)、教育業界などの分野で順調に積み上がった。オンプレミス型サービスではエンタープライズ・コンテンツ・マネジメント市場の立ち上がりに伴い企業向け動画配信サービス「QUMU」の導入が伸長し、中国公共セクター向け販売も加わり増収となった。さらに、アプライアンスにおいても通常1Qでは発生しにくい電子黒板システム案件を獲得できたことで増収となり、全体では1,728百万円(前期比17.6%増加)と2桁増収を達成した。

費用面では、事業ポートフォリオの見直しにより、開発分野の絞り込みを行うなどリソースの選択と集中を行い、さらには自社でも働き方改革を推進するなど生産性の向上を図ったことで、構造改革に一定の成果をみた。結果として販管費は747百万円(前期比 152百万円削減)と大幅なコスト削減となった。
これらの結果、営業利益は14百万円となり、計画より前倒しでの営業黒字を達成した。
一方で為替差損61百万円が営業外費用として発生したため、経常損失となった。しかし、その後の為替相場の動きから一時的なものと同社では見ている。

2018年12月期の業績予想については、売上高 7,101百万円(前期比6.5%増)、営業利益 387百万円(前期比 937百万円増)、経常利益347百万円(前期比 914百万円増)、親会社株主に帰属する当期純利益 158百万円(前期比 3,209百万円増)と、期初の計画どおりとしている。

同社の市場ポジションを見ると、国内ウェブ会議市場では11年連続のNo.1シェアというポジションを確立しており、また市場自体が拡大傾向にあるため、競争が激しくレッドオーシャンと言える環境下においても、有利な展開が見込まれる。加えて、テレキューブや会議以外の利用シーンの提供、他社との共同事業など、同社ならではのソリューションで社会課題解決型ビジネスのプラットフォームを作り出し、様々な業界連携によるエコシステムを形成。社会インフラとして活用されることでブルーオーシャンな環境を創出している。1Qにおいて、同社は着実なV字回復を示し、今後の成長戦略の実現に向けて力強く発進したと言えよう。

《NB》

 提供:フィスコ

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