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3681 ブイキューブ

東証P
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ブイキューブ Research Memo(14):今後の企業買収を考慮しても自己資本比率40%維持を目指す


 

■業績動向

6. 財務状態
a) 貸借対照表
ブイキューブ<3681>の2016年12月期末の財務状態について見ると、総資産は前期比346百万円増加し10,502百万円となった。内訳を見ると、流動資産は608百万円減少した。これは、有価証券の減少217百万円、売上債権の減少205百万円などが主要因。対照的に、固定資産は、無形固定資産の増加582百万円、投資その他の資産の増加360百万円などにより955百万円の増加となった。

負債は前期比968百万円増加し6,523百万円となった。流動負債は1年内返済予定の長期借入金が388百万円増加したものの、短期借入金が1,459百万円減少したことなどから1,002百万円減少した。一方、固定負債は、主に長期借入金が1,973百万円増加したことから、1,970百万円増加した。なお、有利子負債残高は今後の機動的な事業展開に備え金融機関からの借入を増やしたために前期比901百万円増加し5,085百万円となった。

一方、純資産は前期比622百万円減少し3,979百万円となった。純資産が減少したのは、新株予約権の行使に伴う株式発行による資金調達で資本金が275百万円増加するなどのプラス要因があったものの、子会社BRAVの株式を追加取得したことが資本剰余金の349百万円減少要因となったほか、利益剰余金の減少527百万円、為替換算調整勘定の減少83百万円等がマイナス要因として働いたことによる。

b) キャッシュ・フロー計算書
2016年12月期末の現金及び現金同等物の残高は1,999百万円となり、前期末と比較して6百万円の増加となった。

各キャッシュ・フローの状況を見ると、営業キャッシュ・フローは1,300百万円の収入(前期比717百万円増加)となった。その他、投資キャッシュ・フローは2,142百万円の支出(同895百万円増加)となった。財務キャッシュ・フローは867百万円の収入(同2,554百万円減少)となった。

c) 経営指標
経営指標を見ると、借入金の増加などにより健全性を表す自己資本比率は41.9%となっており、依然として安定した水準を維持している。今後についても事業拡大のために積極的な企業買収が行われる可能性があるが、同社では自己資本比率40%は維持したいとしている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行)

《TN》

 提供:フィスコ

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