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3673 ブロードリーフ

東証P
575円
前日比
-14
-2.38%
PTS
575.1円
11:14 04/25
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
1,277 2.27 1.92
時価総額 563億円
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決算発表予定日

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ブロードリーフ Research Memo(4):主力のシステム販売の伸びで2ケタ増収増益


■業績動向

1. 2018年12月期第2四半期の連結業績概要
ブロードリーフ<3673>の財務数値は、連結はIFRSベースで、単体は日本基準で開示されている。

(1) 損益状況
2018年12月期第2四半期決算は、売上収益が10,090百万円(前年同期比27.3%増)、営業利益が1,542百万円(同67.9%増)、税引前利益が1,548百万円(同70.9%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益が998百万円(同78.5%増)となり、期初予想(売上収益9,400百万円、営業利益950百万円)を大きく上回った。主力のシステム販売で、顧客の更新需要が予想以上に増加したことが主要因。この上半期の結果には、昨年夏に子会社化したタジマの業績(日本基準:売上高1,120百万円、営業利益11百万円、昨年上半期は非連結のため売上高、営業利益ともゼロ)が含まれている。

営業利益の増減を分析すると、売上増による増益が1,047百万円、売上原価増による減益が84百万円、人件費増による減益が94百万円、株主優待等の株式関連費用の増加による減益が184百万円、その他費用の増加による減益が19百万円、タジマ連結による増益が11百万円、連結調整勘定による減益が54百万円であった。

(2) 売上分野別状況
売上分野別売上高は、システム販売が6,596百万円(前年同期比34.9%増)、システムサポート649百万円(同6.1%増)、ネットワークサービス2,844百万円(同17.3%増)となり、すべての売上分野で増収となった。比較的利益率の高い主力のシステム販売が好調に増加したことから粗利率が改善し営業増益につながった。

また主力のシステム販売の内訳(単体ベース)は、自動車系が4,407百万円(前年同期比22.5%増)、非自動車系が995百万円(同12.7%増)、その他が442百万円(同3.4%減)であった。自動車系のうちユーザー更新が4,016百万円(同26.5%増)、新規顧客が391百万円(同7.8%減)、非自動車系ではユーザー更新が683百万円(同13.6%増)、新規顧客が312百万円(同10.8%増)であった。自動車系、非自動車系ともにユーザー更新が好調に推移したが、特に自動車系のユーザー更新が牽引してセグメント収益は大幅増となった。


手元現預金は48億円と財務内容は安定
2. 財務状況
2018年12月期第2四半期の財務状況は、流動資産は10,286百万円(前期末比1,113百万円減)となった。主に現金及び現金同等物の減少1,080百万円、営業債権及びその他の債権の増加23百万円などによる。非流動資産は、17,350百万円(同687百万円増)となったが、主にソフトウェア資産の増加による無形資産の増加713百万円などによる。その結果、資産合計は前期末比426百万円減の27,636百万円となった。

負債の部では、営業債務及びその他の債務が2,262百万円減少、契約負債が1,910百万円増加、長期有利子負債が386百万円減少したことなどから負債合計は306百万円減少し8,019百万円となった。四半期利益の計上、自己株式の取得などにより資本合計は119百万円減少し19,617百万円となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《NB》

 提供:フィスコ

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