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3665 エニグモ

東証P
337円
前日比
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1.28 107
時価総額 144億円
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エニグモ Research Memo(4):成長のための先行費用をこなしながら2ケタの増収増益を継続する見通し


■業績見通し

2018年1月期通期の業績予想についてエニグモ<3665>は、期初予想を据え置き、売上高を前期比20.0%増の4,977百万円、営業利益を同11.2%増の1,966百万円、経常利益を同11.5%増の1,966百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同17.4%増の1,342百万円と引き続き増収増益を見込んでいる。総取扱高では前期比23.1%増の40,965百万円を想定している。

増収率が2017年1月期に比べて緩やか※なのは、2016年1月期に実施したマスキャンペーン(TVCM等)効果の一巡により会員数の伸びを保守的にみていることが要因である(伸び幅では前期とほぼ同水準を想定している模様)。一方、アクティブ率やARPU については前期とほぼ同水準を確保する前提のようだ。

※2017年1月期の増収率は45.1%増。2016年1月期に実施したマスキャンペーン効果により想定を上回る会員獲得が業績の伸びに寄与した。


一方、営業利益率が39.5%(2017年1月期は42.6%)と若干低下するのは、「BUYMA」の次のステージに向けた投資として、より幅広いユーザーに満足してもらうためのインフラ、決済基盤の強化に先行費用をかけることが要因である。

弊社では、ユーザー層の幅が広がっていることや内部施策(購入点数の増加など)がうまく機能していること、第1四半期で低調に推移したメディア事業も回復に向かっていることから、同社の業績予想の達成は十分に可能であるとみている。ただ、前述のとおり、会員数の伸びにやや鈍化傾向がみられることから、今後も高い成長率を持続するために、再度マスキャンペーン(広告費の戦略投入)を実施する可能性も念頭に置く必要があるだろう。そうなった場合、そのタイミングや規模によっては一時的な利益の下振れ要因となる可能性もある。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

《NB》

 提供:フィスコ

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