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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3665 エニグモ

東証P
335円
前日比
-12
-3.46%
PTS
336.9円
17:59 04/19
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
1.27 43.31
時価総額 143億円
比較される銘柄
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エニグモ Research Memo(2):英語版BUYMAが本格始動、韓国語版BUYMAとともに海外事業の拡大を図る


■事業内容

エニグモ<3665>は、CtoC型のソーシャル・ショッピング・サイト「BUYMA」の運営を主力とし、メディア事業やリユース事業も手掛けている。「BUYMA」は、海外在住の個人がパーソナルショッパー(出品者)となって、服飾、美容、生活雑貨等、ファッション関連を中心とする世界中の話題のアイテムを幅広く紹介し、国内の会員向けに出品、販売できるプラットフォームである。取扱金額に応じて、出品者及び購入者の双方から手数料を受領する事業モデルとなっている。

バイヤー業務(出品した商品の買い付け)を広く個人に開放し、ネットワーク化したことにより、個々人のセンスで発掘した世界各国の最先端アイテムや希少性の高いアイテムなど、日本では入手困難な幅広い品ぞろえを可能としたことがファッション感度の高い消費者の支持を受けて高い成長性を実現してきた。

また、中間業者を介さないことによる価格の適正性も大きな強みとなっており、従来の流通システムとは異なる新しい価値を創出してきたと言える。

現在、世界133ヶ国に在住する8.6万人のパーソナルショッパー(主に海外在住の日本人)により、1日当たり17,000品超のアイテムが出品されている。また、登録会員数は372万人(うち、アクティブ会員数は83万人)に上る(2016年10月末現在)。

また、2016年7月からは「GLOBAL BUYMA」(英語版BUYMA)の本格的なマーケティングを開始した。先行展開してきた「GLOBAL BUYMA」(韓国語版BUYMA)とともに海外への事業拡大にも取り組んでいる。

事業セグメントはソーシャルコマース事業とメディア事業の2つに区分される。メディア事業は、前期に買収したロケットベンチャー(株)が展開するキュレーションメディア※1による広告収入が中心となっているが、事業規模はまだ小さい。また、ソーシャルコマース事業の中には、リセール事業(中古品買取・委託販売サービス)※2も含まれているが、こちらもまだ事業構造の転換を図ったばかりである。

※1女子向け「4meee!(フォーミー)」及び主婦・ママ向け「4yuuu!(フォーユー)」
※2 2015年11月に、中古通販サイト「RECLO(リクロ)」との提携により委託販売&買取サービス「ALL-IN(オールイン)」を開始した

連結子会社は、前述したロケットベンチャーと、今期第1四半期より連結化した(株)エニグモコリアの2社である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

《TN》

 提供:フィスコ

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