貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
株価20分ディレイ → リアルタイムに変更

3661 エムアップ

東証P
1,047円
前日比
-6
-0.57%
PTS
1,042.1円
20:26 04/24
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
25.1 5.96 1.15 16.28
時価総額 382億円
比較される銘柄
日エンター, 
ディーエヌエ, 
カドカワ
決算発表予定日

銘柄ニュース

戻る
 

エムアップ Research Memo(10):電子チケット事業やVR事業等との相互連携により成長を加速


■今後の方向性

1. 今後の成長イメージ
エムアップホールディングス<3661>のこれまでの基本戦略は、ファンクラブサイトを起点としてロイヤリティの高い会員基盤の拡大を図るとともに、関連するコンテンツや「EC事業」とのシナジー効果を高めるところにあった。今後は、さらに「電子チケット事業」や「VR事業」との相互連携が加わることにより、グループ全体で成長を加速する戦略を描いている。

2. 事業戦略のポイント
同社は、今後の事業戦略のポイントとして、1) 基盤強化の継続、2) 事業シナジーの追求、3) 積極的な事業投資による成長加速を挙げている。具体的には、強力IPの獲得に向けた活動(基盤強化)を継続するとともに、IPと動画配信ノウハウを生かした独自の「VR事業」の展開、並びにIPとアプリの組み合わせによる公式アプリ展開といった事業シナジーの追求を目論む。また、電子チケットサービスを同社のファンクラブサイトやVRライブ事業へ導入するととともに、他社アプリへのOEM供給、チケットトレードセンター機能を生かした2次流通市場の創出など、成長加速に向けた新規事業投資にも積極的に取り組む方針である。

3. 弊社による中長期的な注目点
弊社でも、市場拡大が期待される「VR事業」や「電子チケット事業」への参入が、中長期的な成長加速に結び付く可能性が高いと評価している。特に、「VR事業」については、同社ならではのIP獲得やVR体験の提供のほか、課金ポイント(マネタイズ)の巧拙が成功のカギを握るだろう。また、「電子チケット事業」についても、デファクトスタンダードと成り得る事業モデルとしての優位性はもちろん、単なる電子チケット販売にとどまらず、クラウドシステムでの会員の囲い込みによるクロスセル(他のアーティストのチケットやグッズ販売、各種VR体験等)や、2次流通市場の創出に向けたイニシアティブの発揮など、様々な可能性を秘めていることから、今後の展開やそのスピードに注目したい。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

《YM》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均