ボルテージ Research Memo(10):剰余金の配当のほか、自己株式の取得を実施
■利益配分
(1)剰余金の配当
ボルテージ<3639>の配当の基本方針は、将来の事業展開と経営体質強化のための内部留保と株主への利益還元のバランスを図ることとしている。
2016年6月期の配当金は前期比横ばいの15円配を行った。親会社株主に帰属する当期純利益が前期比9.5%減益となったため、配当性向は36.9%と前期の33.1%から上昇した。2017年6月期の配当について、同社は期初時点では未定としている。今後、業績の進捗などを踏まえつつ、上記の基本方針に従って配当が決定される見通しだ。
(2)自己株式の取得
同社は、2016年8月19日から26日にかけて、自己株式の取得を行った。実施理由は、資本効率の向上と株主還元の為、また経営環境の変化に対して機動的な資本政策の遂行を可能とするためとしている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
《HN》
提供:フィスコ