GMOペパボ---「minne」への積極投資続くも1Q営業利益は1.17億円

GMOペパボ<3633>は、4月27日、2017年12月期第1四半期決算を発表した。2017年12月期第1四半期業績（1月～3月）は、売上高が前年同期比9.3％増（連結決算数値との比較）の18.05億円、営業利益が1.17億円（前年同期間は1.74億円の連結営業損失）、経常利益が1.18億円（同1.57億円の同経常損失）、四半期純利益は1.17億円（同1.03億円の同四半期純損失）と増収かつ黒字に転換した。「minne」への積極投資は続くも、第1四半期においてはTVCMを行わずWeb広告を中心に展開したため、「minne」の広告宣伝費は同47.2％減の2.32億円で着地した。ホスティング事業及びEC支援事業のサービスについては堅調な契約件数の伸びを示している。

主要セグメント別では、レンタルサーバーサービス「ロリポップ！」及びドメイン取得代行サービス「ムームードメイン」を中心に行うホスティング事業の売上高は10.23億円、セグメント利益が3.22億円となった。レンタルサーバーサービスの契約件数は前年同期末比10,291件増となる436,192件、「ムームードメイン」の登録ドメイン数は同129,559件増となる1,213,619件と堅調に伸びた。ネットショップ事業者に向けたショッピングカートASPサービスの「カラーミーショップ」やオリジナルグッズ作成・販売サービスの「SUZURI」を主軸にしているEC支援事業では、売上高が3.71億円、セグメント利益は1.83億円。「カラーミーショップ」の契約件数は同848件増の45,177件、「SUZURI」の累積会員数は同81,737人増となる154,942人と順調に増加した。ハンドメイド事業においては、売上高が3.30億円、セグメント損失は1.94億円となった。現在、同社はCtoCハンドメイドマーケットサービス「minne」に積極投資中であるため、計画通りの進捗と推測される。第1四半期累計期間における「minne」の流通金額は、前年同期比23.6％となる24.36億円と堅調。

2017年12月期は、「minne」における投資効果を最大化するため、戦略的かつ流動的にプロモーションを行う計画となっており、業績予想は売上高76.50億円（前期比12.3％増）、営業利益0億円、経常利益は0億円、当期純利益は0億円を据え置いた。

《MW》

　提供：フィスコ