信用
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3623 ビリングシステム

東証G
923円
前日比
-4
-0.43%
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-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
19.2 2.32 1.30
時価総額 60.6億円
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【杉村富生の短期相場観測】 ─ 潮流の変化(トレンド転換)を見失うな!


「潮流の変化(トレンド転換)を見失うな!」

●活発に動いているのはマクロヘッジファンド!

 日本の株式市場は基本的に、外国人主導のマーケットである。実に、委託売買代金シェアは現物が7割、先物が8割に達する。その外国人は9月第2週以降、ショート・ポジションを手仕舞う(買い戻す)とともに、“ドテン買い”に転じた。11月第1週(第2週は現物は買い越したものの、先物は1629億円の売り越し)までの買越額は5.5兆円だ。猛烈な買いっぷりじゃないか。

 わずか9週間だ。これは2012年11月第3週~2013年5月第2週の買越額11兆円のペースに匹敵する。いずれも「政治」が絡んでいる。しかし、大きく異なる点がある。何が違うのか。前回は現物が82%を占めていた。そう、長期スタンスのロングオンリー(欧米の年金ファンド、SWFなどのオイルマネー)の外国人が買いの主役だったのだ。今回は63%が先物である。

 活発に動いているのはインデックスだけを売買するマクロヘッジファンドだろう。したがって、先物に振り回される。11月第2週、第3週が好例だ。日経平均株価TOPIXは乱高下を繰り返すことになる。彼らはオプション、ダブルインバース(ETF)などを絡め、人工知能(AI)、アルゴリズム取引を駆使し、超高速の売買を行う。

●“空中戦”とは無縁の銘柄にマトを絞る!

 マーケット関係者は“空中戦”と表現する。値動きは荒い。個人投資家は正直、カヤの外である。しかし、大きな潮流の変化(トレンド転換)を見失ってはいけない。2018年には出遅れたロングオンリーの外国人が出動するだろう。国内勢は個人(1~11月は6.8兆円の売り越し)を含め、リスクを取れないでいるが、ここにきて微妙に変わりつつある。

 もちろん、ファンダメンタルズは良好だ。日経平均株価の1株利益は1534円(予想ベース、実績値は1364円)と急増する。PERは14.6倍と出遅れが著しい。これを2015年6月24日並みのPER16.6倍に買うと2万5464円、NY市場の18.2倍に評価すると2万7919円の“目標値”が設定できる。

 一方、物色面では“空中戦”とは無縁の銘柄にマトを絞りたい。具体的には全固体電池のオハラ <5218> 、出直り態勢のユナイテッド <2497> [東証M]、スマホ決済のビリングシステム <3623> [東証M]、思惑沸騰のディジタルメディアプロフェッショナル <3652> [東証M]、量子コンピューターのエヌエフ回路設計ブロック <6864> [JQ]などに妙味があろう。

2017年11月21日 記

株探ニュース

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